現代の世界は18世紀の社会のように「貧富の格差」がどんどん広がっているという。この極端な格差社会を放置すれば、社会は崩壊すると警告しているのが、トマ・ピケティ。
新型コロナ・ウィルスのなか、映画館には人は来ていた。
現代の世界は18世紀の社会のように「貧富の格差」がどんどん広がっているという。この極端な格差社会を放置すれば、社会は崩壊すると警告しているのが、トマ・ピケティ。
新型コロナ・ウィルスのなか、映画館には人は来ていた。
市民が保存している8ミリフィルムを探し出して「昭和の原風景」を上映するという。
しかも、小金井の風景というので、見に行く。12月19日 宮地楽器ホール小ホールにて.
「サウンドオブミュージック」の歌を来年2月の演奏会で歌うそのイメージを膨らませるため、映画館へ。マリアと子供たち、戦争と教会。そのなかでの歌のもつ意味。
「i新聞記者ドキュメント」
東京新聞の社会部記者の望月衣塑子さんの活動を追ったドキュメント映画を見た。
菅官房長官を追い詰める迫力、質問を妨害されても屈しない姿勢、他の記者は誰も追及しないなか。
東京新聞の社内でのデスクとのやり取りも追って、新聞社の姿勢にも共感。
実際の東京新聞の紙面は政府への追求だけでなく、社会の様々な出来事を真剣に追っていることにも表れている。
映画「ピアソラ 永遠のリベルタンゴ」を見に行く。
新聞の紹介記事で、「これは」と渋谷に向かう。
「アストル・ピアソラ」ってなんだ!と。生き方の一端を見た。
アルゼンチンで、ヨーロッパで、ニューヨークで、そして、アルゼンチンで。
息子のダニエル・ピアソラが語る父ピアソラ。
娘のダイアナ・ピアソラが軍事独裁政権とのたたかいに加わり、
ピアソラ自身も距離を置いていたことも。
「ブエノスアイレスのマリア」を聞いて、同じBunkamuraのオーチャードホールに、
ミルバの「ブエノスアイレスのマリア」を聴いたことを思い出した。
映画館Bunkamuraル・シネマ
映画「沖縄スパイ戦史」
「ポレポレ東中野」で上映されている「沖縄スパイ戦史」。第二次世界大戦末期に米軍が上陸し、20万人以上が亡くなった沖縄戦とは別に、陸軍中野学校から派遣された将校たちによる少年を組織したゲリラ戦、スパイ戦の実態を明らかにしている。
沖縄南端の波照間島に一人の将校が教員として赴任した。最初はやさしい教師として、最後は銃剣を振りかざして、マラリアの島として有名な西表島に住民を強制移住。「住民が敵の捕虜になったら、手先になる」という理由。だが、実態は島の各家でたくさん飼育していた牛や馬を食料として沖縄各地の軍隊に持って行くためだった。軍は島に燻製工場を作って、毎日加工、船で運び出していた。
マラリア地獄、そして住民をスパイとしてリストを作って、罪のない村人を殺害していった。
軍隊は住民を守らない。このことは戦前の軍機保護法にあるだけでない。「自衛隊法」に、自衛隊が必要な物資の使用、住民を土木作業などに使用できることを規定している。
「野外令」というとんでもない陸上自衛隊の教範があることを初めて知った。離島における自衛隊の行動規範というが、この映画を彷彿させるものだ。
「戦前の軍の行動にメスを入れない限り、沖縄の地獄は再来する」と映画は警告する。
「沖縄スパイ戦史」 監督 三上智恵・大矢英代
半世紀の間、ダム建設に抗して暮らす人々を描く映画「ほたるの川のまもりびと」を見た。
渋谷:ユーロスペースで、8月3日まで毎日午前10時から1回上映。
石木ダムの建設計画が持ち上がったのが、1962年。建設理由は利水と治水というが、事業を必要としたのは、事業を受け持つ業者。どこでも同じ。
映画はここで暮らす人びとを描く。結婚して移り住んでびっくりした女性、病気だけど何か手伝いたいと得意の絵で、人々の暮らしを漫画に。住民全員の似顔絵にして。
ソフトボールのエースの中学生、ケガで心配なお父さんとキャッチボールの練習、試合では延長の末勝利、みんなで喜ぶ姿。
ほたる祭りは、全員総出、子どもたちが魚をつかみ、マムシをつかみ、大人たちもイノシシ肉の料理、テントがずらりと並ぶ。ほたるがいっせいに灯りを照らす。
おばあちゃんたちは監視小屋で見張り、お母さんたちもスーパーのチラシを持ってきて「ここが1円安いのよ」と。
弁護士が集会で報告、地権者が訴える場面では、「私は立入禁止の処分を受けているので、この集会に来た、他の人は現地に残って監視している」と。
生き生きとした地域の人たちの暮らし。
「大型車が夜中、現地に入った」との連絡で、全員集まる。ブルドーザーの下に潜り込んで、頑張る人がモノクロの画面に。
「重機を撤退する」との県の回答が流れる。
岩波ホール「マルクス・エンゲルス」を見る。世界を変えた二人を描いたというので、興味を持って行く。マルクスとエンゲルスの「人間解放」が描かれていない。図式的な唯物論、マルクスとイエニーの愛も取ってつけたよう。エンゲルスと工場で働くアイルランドの女性との結びつきも、もう少し何とかならないかとの思い。
せっかくのテーマもったいない。
映画「伊豆の踊子」
2017年6月15日 9:30 府中グリーンプラザけやきホール
「伊豆の踊子」(昭和38年)
監督 西河克己
脚色 美樹克巳、西川克己
原作 川端康成
出演 川崎・・高橋英樹
薫・・・吉永小百合
栄吉・・大坂志郎
千代子・堀恭子
お芳・・浪花千栄子