馬見ヶ崎川の桜並木、昔遊んだ光善寺の桜、繁華街に近い寺町周辺。
桜吹雪舞う町。
インターネットで探していたら、面白いものが見つかった。それがこれ。25乃至27歳前後の若い人たち。課題曲の一つが「ルネサンス期の曲・4曲から1曲と、ロマン派の曲の指揮とあって出かけた。
最初は、初見で指揮というもので、15分前に譜面を見てから指揮台へ。曲は寺嶋陸也さんが作曲。
・課題2・・・ルネサンス作品のリハーサルと演奏。下記4曲のプライマリー課題曲の中から当日抽選で選ばれた1曲を、モデル合唱団と12分間リハーサルした後、演奏。
Super flumina Babilonis (PALESTRINA,Giovanni Pierluigi da)
O magnum mysterium (VICTORIA,Tomas Luis de)
Kyrie [from Missa secunda] (HASSLER,Hans Leo)
朝10時から始まる。初見で指揮は大変なよう。ルネサンス期の曲は、1曲目、パレストリーナのSuper flumina Babilonis。これが聞きたくて来たようなもの。指導しながら指揮というので、実際のレッスンと同じやり方。最初の指揮者、「ここは涙を流して歌う」「それでは、涙が枯れる。この曲は枯れるのではなく・・・」と。
指揮者、12人。麻山皓太 市川恵 石井奈央 陣内俊生 近藤基 小山辰也 間谷勇 縄裕次郎 大塚雅仁 佐藤洋人 高山太一 田中絵美の各氏。合唱はEnsemble PVD(事前指導:藤井宏樹)
審査員カール・ホグセット(ノルウェー/合唱指揮者、声楽家) エルヴィン・オルトナー(オーストリア/指揮者) ピエール・ヴァレー(フランス/指揮者)
「中世・ルネサンスの音楽」を日比谷図書文化館から借りて読み始めた。
ルネサンス期の歌を歌い始めて、このようなハーモニーと心地よい響きが生まれるのは何故という疑問に答えてくれそうな本。
多声音楽・ポリフォニーがヨーロッパで目立つようになるのは、9,10世紀ころからという。でもヨーロッパだけではないとも。
12世紀後半になると、それまで修道院や教会でひっそり歌われていた多声音楽が大聖堂でたくさんの人々に聞かせるようになってきた。その中心舞台は、パリのノートル・ダム、経済の発展と自由都市の建設がすすめられた時代と重なる。
14世紀、十字軍の終わりと町人出身の富豪の出現。ダンテやボッカチオが活躍する時代、多声音楽が宗教の世界から世俗の世界へと広がる。「アルス・ノヴァ(新音楽)」がギョーム・ド・マショーによって。
中世のイギリスは、今日考えられているような不毛ではなかったとも。
フランドル・フランス学派が大きな役割、デュファイ、オケゲム、そして、ジョスカン・デ・プレ。ジョスカンの「約90曲に及ぶモテトゥスのうち、<アヴェ・マリア・・・ヴィルゴ・セレナ>は、練れた通模倣書法による傑作である。そのうち柔軟なポリフォニーの流れはたとえようもなく美しく、レオナルド・ダ・ヴィンチの『受胎告知』をれんそうさせる清澄な世界を繰り拡げてゆく」
「ルネサンス音楽とは」と、問いかけ、「『古代の復興』というように解釈」することは正しくないと指摘、「中世の音楽とルネサンス音楽との決定的な相違点は、それは音を作曲家の表現意欲に従って、ひとつの有機体につみあげてゆこうとする力の方向である。」と述べている。
15~16世紀のイタリアは、フランドル・フランス系のポリフォニーが歌われ、内容も、恋人よさようなら><口づけしてと>など恋のシャンソンがミサ曲のなかにも鳴り響くこともあったという。このじき、宗教改革とあいまってカトリック側で改革が行われた。トレントの公会議で、教会音楽も対象となった。まさにこの時期に「パレストリーナが登場」パレストリーナの曲は、「ポリフォニーでありながら、つねに魅力ある旋律が鳴り響き、しかも温かく柔らかい和声(原則として基本位置による和弦)によって支えられ、不協和音は一定の手続きで用意され、解決されてゆく。」
「日本ではじめてヨーロッパの中世・ルネサンス音楽を聞いたのは、大内義隆と大友宗麟、そして織田信長と豊臣秀吉だあったと言ったら、」と、切り込んでいる。十分にあり得ることのようだ。
「中世・ルネサンスの音楽」皆川達夫:著、講談社学術文庫
吉祥寺のクラシック喫茶「バロック」先月の土曜日は満員だったが、3時半にはまだ十分席あり。かかっていたのは、グレン・グールドのJ.S.Bach:平均律クラヴィーア曲集 第1巻。次が、 バックハウスのベートーヴェン:ピアノソナタ ハ長調 「ワルトシュタイン」。
1時間待って、リクエストしたフォーレ:レクイエムが始まる。指揮:バレンボエム、パリ管弦楽団、エディンバラ・フェスティヴァル合唱団、ソプラノ:アームストロング、バリトン:ディースカウ。 狭い空間に大音量の合唱、いいね。聞きほれて帰ってきた。
4月11日、消費税増税ストップ・原発ゼロ署名の国会提出行動に同行。
桑名衆院東京2区予定候補が笠井衆議院議員と田村参議院議員に手わすところを撮影。
終了後、地下の食堂で昼食。
2012年4月8日 13:30開演 サントリーホール
郡司博合唱指揮45周年
桜満開の4月8日、郡司博合唱指揮45周年のバッハ「マタイ受難曲」を聴きに行く。
当日券を購入したが、間に合わず、2階ロビーで待機、2曲目の途中、合唱が大きくなったところで、2階席後方で立ち見。
合唱は200人を超え、迫力十分、児童合唱団も加わったところは厚みも増す。
ソロは断然、アルトのソフトで、音量のある声が素晴らしい。
1部終了の休憩時に、本来の「P席」に。部隊後方なので、立ち見のほうがよかったが。
合唱団の各パートの動きがよくわかる。その代り、パートごとの粗も見える。合唱の楽譜もさまざま。付箋入れたり、マーカーで線を引いたり、書き込みもたくさん。
指揮の郡司博氏、思いを込めて振っていたよう。
終了後、ホールの裏の桜坂を散策。
指揮:郡司 博
福音史家:中嶋克彦
イエス:宇野徹哉
星川美保子S
押見朋子A
吉原教夫T
青山貴 大井哲也(以上Bs)
合唱:新星合唱団 アフタヌーン混声合唱団 マタイを歌う会
三鷹中央学園三鷹市立第三小学校合唱団
鷹南学園三鷹市立中原中学校
オーケストラとうたうこども合唱団
管弦楽:オラトリオ・シンフォニカJAPAN
P席 3000円 2階P2列15番
桜坂
4月2日、月曜日。
今日から会社出勤なし。
記念に、新宿から月島まで歩く。
まだ、つぼみの多い桜を見ながら2時間半。
新宿御苑横の散歩道、新宿通りを四谷へ。
ソフィア通りの桜。
千鳥ヶ淵から桜田門。
丸の内、京橋から隅田川を渡り、月島へ。
新宿御苑前の高遠小桜
ソフィア通り
千鳥ヶ淵にて
桜田門
佃・住吉神社