ミシェル・コルボのドイツ・レクイエムもキャンセルに

　5月3日からの「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」

　楽しみにしていたミシェル・コルボの「ドイツ・レクイエム」5月4日午後10時開演が、プログラムから消えていたのがわかったのが、29日。かなりたくさんの演奏が中止になっていた。

　東京電力福島第一原発の放射能事故の影響は、東京以上に世界に衝撃を与えている。フランスは、世界一の原発大国。世界が原発依存から、自然再生可能なエネルギーに変えることが可能な運動が必要では。

 

 

安全より利益優先の原発行政と東電の無責任体制

　東京電力の清水正孝社長が28日、福島原発事故の損害賠償について、原子量損害賠償法に「異常に巨大な天災地変または社会的動乱」による場合は、電力会社が面積されるという規定があることを前提に、免責がありうることを表明した。

　とんでもないことを平気で語れるすごい人。原発事故が単に地震と津波によるものだけでなく、津波による事故をこれまで、何度も指摘されながら、「安全」「安全」と耳をかさなかった結果。しかも津波後も、原発の廃炉を恐れ、海水注入も遅れた事態。自然災害でなく、人災であるといえるもの。

　東電社長と役印の報酬半額をおこなったが、「厳しい」とのコメントを出す社長。全額カットと過去の報酬を返却しても足りない。原発事故の備えを怠った、責任の自覚が全くない。企業犯罪ではないだろうか。