徒然なるままに 平和と音楽を求めて

平和憲法のもと日本は戦争しない国として、いろんな国の国民から賞賛されてきた。この日本が戦争する国に変質しようとしている。

ブルーノート東京

2009-05-26 | 音楽 ジャズ
ブルーノート東京に初めて行く。この日はヘレン・メリル。かなりの年齢だが、元気元気、しかも、ときに、日本語を少し入れ、楽しませながら歌ってくれた、往年のハスキーほどではないが。
 何曲かは知っている曲だが、大半は知らない曲。それでも、聞く人を乗せるのはすごい。
 ほとんど満員というのもすごい。
 ブルーノート、表参道から少し入ったところ、だいぶ年季の入った店。姉妹店のコットンクラブとはだいぶ異なるが。

「4分間の第九交響曲~カザルスの果たされた夢」を読んで

2009-05-17 | 読書
1992年のバルセロナオリンピックの56年前の1936年、ナチスドイツが戦意高揚を掲げたドイツオリンピックに対抗して、平和と民主主義をうたった民衆のオリンピックが計画され、開会式の7月18日前日には各国から多数の選手団が到着したその日、フランコらの陸軍が反乱を起こし、バルセロナの民衆オリンピックは開会できなかった。
 この開会式でベートーヴェンの「第九交響曲」をパブロ・カザルス指揮のカザルスオーケストラが合唱付きで演奏することになっていた。前日のリハーサルの最中に反乱軍がバルセロナに向かっていると伝わるなかで、第4楽章を演奏する。
 カザルスは、「この国にふたたび平和が戻る日がかならずくると思う。その日にはもう一度『第九』をやろう!」と言ってから、56年後、バルセロナオリンピックで第4楽章を4分間だけ演奏された。
 著者は、カザルスオーケストラを知っている人を探すことから、幻の「第九」の演奏が、56年後のバルセロナで演奏されるのか探索を始めた。民衆に依拠しながら語る著者の言葉に新鮮な響きがある。

 「4分間の第九交響曲~カザルスの果たされた夢」
   著 者:石井 清司
   発行所:日本放送出版協会



COTTON CLUBへ

2009-05-07 | 音楽 ジャズ
予定が急に中止。友人を誘ってコットンクラブへ。これで2回目。3人のバンド:BILL FRISELL TRIO ギター、ベースとドラム。Bill Frisell は、「1983年にソロ・デビュー作を発表。ジョン・ゾーン、ジンジャー・ベイカー、エルヴィス・コステロ、ポール・サイモン等、無数のアーティストとコラボレーションを展開する一方、『ミリオンダラー・ホテル』のサウンドトラックに携わるなど、映画音楽の世界でも高い評価を集めた。2005年にはグラミー賞の年間最優秀コンテンポラリー・ジャズ・アルバム賞を獲得しているフリゼールだが、その才能に対して来日回数は決して多くない。レギュラー・ユニットによる今回のステージは、かけがえのない歓喜を全リスナーに与えてくれるはずだ。息遣いが感じられるような距離で、鬼才フリゼールのすべてを体感してほしい。」とあった。

ほとんど知らない曲だが、最後に1曲だけ、聞き覚えのある曲。はでさはないがしっかりとした演奏だった。テーブル席は若い人がいっぱい。7時過ぎに入ったので、すでに演奏が始まっていた。

ビル・フリゼール・トリオ Bill Frisell(g), Tony Scherr(b), Kenny Wollesen(ds)



今年も「ラ・フォル・ジュルネ」

2009-05-05 | 音楽 クラシック
ラ・フォル・ジュルネ最終日の5日、バッハ特集の国際フォーラムへ。夜に入って雨、会場周辺も雨に濡れて傘。昨年より、人では少なめのよう。

最初は、「スターバト・マーテル」、たくさんの作曲家が作曲しているが、今日は、ベルゴレージ。バーバラ・ヘンドリックスの名に惹かれて聞いた。国連のUNHCR親善大使として難民支援活動を長年行ってきている。

席に着いて、舞台もさあ準備完了というときに、会場から「エマージェンシー」という声が聞こえ、3階席が何やらさわがしい、数分遅れで始まるが、その最中、後ろから名前を呼ぶ声が聞こえる。偶然、コーラスで伴奏をしている女性がななめ後ろの席。

ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ:組曲ト長調
ベルゴレージ:スターバト・マテーテル へ短調
 バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
 ウルリカ・テンスタム(メゾ・ソプラノ)
 ドロットニングホルム・バロック・アンサンブル

引き続きCホールで、J.S.バッハ2曲(345)。「マニフィカト」は、キリスト教の聖歌曲。曲の始めが「Magnificat anima mea Dominum」で始まるところから。
モンティヴェルディとJ.S.バッハが有名、この曲に惹かれて聞いた。
J.S.バッハ:ミサ曲ト短調BWV235(抜粋)
J.S.バッハ:マニフィカト 二長調BWV243
 マリア・ケオハネ(ソプラノ)
 サロメ・アレール(ソプラノ) 
 カルロス・メナ(カウンターテナー)
 ハンス=イェルク・マンメル(テノール)
 ステファン・マクラウド(バス)
 リテェルカール・コンソート
 フィリップ・ピエルロ(指揮)

最後は、(315)マタイ受難曲。ミシェル・コルボのマタイ受難曲は、4年前に次いで2回目。最初はホールが大きすぎて、音が少し、広がり過ぎと感じたが、聞いているうちに、さすが「ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル」でした。
J.S.バッハ:マタイ受難曲BWV244
 シャルロット・ミュラー=ベリエ(ソプラノ)
 ヴァレリー・ボナール(アルト)
 ダニエル・ヨハンセン(テノール)
 ファブリス・エヨーズ(バリトン)
 クリスティアン・イムラー(バリトン)
 ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
 ミシェル・コルボ(指揮)

 

自然豊かな野川

小金井市東町の南側を流れる野川。 国分寺崖線のはけの道に沿って。