「レクチャーコンサート〜歌から見た器楽の世界・器楽から見た歌の世界〜」と題するコンサート。
ルネサンス音楽に詳しい今谷和徳さんが、解説しながら声楽曲とその曲をもとにして編曲した器楽曲を聴いて行くもの。
ルネサンス後期の16正規後半から17世紀にかけてフランス、スペイン、イタリアで「ヒットした歌」。と言われてみれば、現在でもヒットしそうな歌。楽しい、恋の歌、生活の歌。
6人の歌い手のひとりひとりが素晴らしい声で、ポリフォニーのハーモニーがすごい。
オルガン、リコーダー、チェロの奏でる音楽はまさにルネサンス期の音楽。三鷹のこのホールが中世に見える。
会場:三鷹市芸術文化センター風のホール
レクチャーコンサート
〜歌から見た器楽の世界・器楽から見た歌の世界〜
演奏曲
シャンソン《ある陽気な羊飼いが》トマ・クレキシオン(フランドル)
カンシオン《ある陽気な羊飼いが》フランシスコ・コレーア・デ・アラウオ(スペイン)
2.シャンソン《シュザンヌはある日》オルランドゥス・ラッスス
5声とオルガンの素敵なハーモニー
低音楽器のための《スザナ》によるパセジャート B.サラベルデ(スペイン)
3.シャンソン《快い思い出》ピエール・サンドラン
H.カベソン《快い思い出》によるカシオン・グロサーダ
4.モニカ原曲(3つの国による5種類のテキストによる)
いずれも作者不詳 《お母さん、私を修道女にさせないで》ほか
ジローラモ・フレスコバルディ《モニカ》によるパルティータ
5.マドリガーレ《ああ、私は傷ついて》G.P.daパレストリーナ
フランチェスコ・ロニューニ《ああ、私は傷ついて》によるディミニューション
6.マドリガーレ《春が丘を彩り》G.P.daパレストリーナ
B.Deセルマ《春が丘を彩り》によるソプラノとバスのためのパセジャート
ナビゲーター:今谷和徳
ラ・フォンテヴェルデ
ソプラノ:星川美保子・鈴木美登里
カウンターテナー:上杉清仁
テノール:谷口洋介
バス:浦野智行・小笠原美敬
メディオ・レジストロ
リコーダー:古橋潤一
チェロ:西沢央子
オルガン&ルネサンスハープ:能登伊津子