徒然なるままに　平和と音楽を求めて

平和憲法のもと日本は戦争しない国として、いろんな国の国民から賞賛されてきた。この日本が戦争する国に変質しようとしている。

藝大オペラ「コシ・ファン・トゥッテ」

2014-10-29 | 音楽　クラシック

昨日、急に時間があいたので、今日の演奏会を検索し、千葉芳裕先生とソプラノの平山莉奈さんの名前を見つけて、「藝大オペラ特別公演」のチケット予約。

期待以上の素晴らしさだった。

二部の配役を交代しての演出、あとで聞いたら、この特別公演は１日しか会場を取れなかったので、そうしたとのこと。

このプログラムの解説がまたすごい。

「この2人の男のやり取りをモーツァルトは、19世紀のオペラ・セリアを予見させるような音で劇的に描いていく。グリエルモが皮肉交じりに歌うアリア(ご婦人方よ、本当のことを言うと)は卜長調だが、フェランドのカヴァテイーナ〈裏切られ、嘲笑されて〉は、ハ短調から変ホ長調、そしてハ長調へと転調する。」と。

やはり藝大か？

　

藝大オペラ特別公演　W.A.モーツァルト コシ・ファン・トゥッテ　～女はみんなこうしたもの～

台本／L.ダ・ポンテ
全二幕原語上演・字幕付き

指揮／関 健　　演出／粟國 淳

◆Cast 第一幕
フィオルディリージ：徳山 奈奈　ドラベッラ：吉田 貞美　フェランド：松原 陸　グリエルモ：湯澤 直幹　デスピーナ：松原 みなみ　ドン・アルフォンソ：萩原 潤

◆Cast 第ニ幕
フィオルディリージ：中江 早希　ドラベッラ：平山 莉奈　フェランド：村元 恒徳　グリエルモ：白石 陽大　デスピーナ：中野 亜維里　ドン・アルフォンソ：萩原 潤

合唱●東京藝術大学音楽学部声楽科３年生　管弦楽●藝大フィルハーモニア（東京藝術大学管弦楽研究部）

◆STAFF
美術：横田 あつみ　照明：笠原 俊幸　衣裳：西原 梨恵　音響：岩崎 真　舞台監督：村田 健輔　演出助手：小野寺 東子　字幕：本谷 麻子
副指揮・合唱指揮：千葉 芳裕　副指揮：佐藤 宏充
コーチ：大藤 玲子（フォルテピアノ）、田中 梢、山口 佳代
原語指導：エルマンノ・アリエンティ　特別指導：ステーファノ・マストランジェロ、スティーヴン・ローチ


「ギャンブル合法化」は、個人だけでなく、街と自治体財政を破壊する

2014-10-24 | 読書

「経済」11月号に、静岡大学教授の鳥畑与一さんが、「『カジノ推進法案』批判　略奪的ギャンブル合法化を許すのか」という論文を書いている。

　そのなかで、「ＩＲ型カジノ」の問題を明らかにしている。新聞やカジノ推進者たちの論調では、このタイプのカジノは、カジノだけではなく、複合施設なので、街全体が潤うようなことを言っていた。

　が、この論文では、収益極大化を目指して、依存状態を誘導するテクニックを凝縮させた典型的な「略奪的ギャンブル」であることのべている。

　その手法を3つ上げている。①時計も窓もない空間や刺激的な音楽などで演出した独特な陶酔空間で、②短時間で繰り返し賭けをを、長時間延々と続けさせること、③大金を得る快感と失う喪失感を交互に味あわせることで、脳内に物質的依存症と同じ状態を作り出して、「有り金無くなるまで賭けさせる」というもの。

　しかも、「ＩＲ型カジノ」は、ギャンブルでの収益で、宿泊代や交通費、飲食費を大幅に割引き、宿泊日数を長引かせるというものである。

　このアメリカ型ギャンブル、導入されれば日本ではもっとひどくなる。


ドヴォルザークのレクイエム

2014-10-13 | 音楽　クラシック

東京は今夜台風域に入るというこの日、ネットで直前に申し込んだ演奏会に出かけた。

ドヴォルザークの「レクイエム」は初耳だった。ソリストに「大隅智佳子」という名を見て、申し込む。１００人の合唱はオーケストラの後方からしっかりと響いてくる。

このレクイエム、ソリストの出番が非常に多い。第１曲のIntoroitusから四重奏。2曲目は冒頭からソプラノ。

大隅さんの澄んだ声が会場に流れてくる。

素晴らしい演奏でした。

 

Ａ，ドヴォルザーク　「レクイエム」

会場　紀尾井ホール

　指揮：前田幸康

　ソプラノ：大隅智佳子

　アルト　：谷地畝　晶子

　テノール：藤井雄介

　バリトン：山本悠尋

　オルガン：草間美也子

　合唱：東京合唱団

　管弦楽：東京ＫＭＧ管弦楽団


「悪」と闘う　著者　宇都宮健次

2014-10-13 | 読書

頼りがいのある弁護士・市民運動家・政治家・宇都宮健次さんの「『悪』と闘う」

 「年越し派遣村」都知事選での大健闘など、骨のあるすばらしい弁護士との認識が、こんな言葉では言い尽くせない思いを新たにした。

　今年２月に行なわれた東京都知事選、「勝てないから降りろ」のすさまじい攻撃。細川に一本化を要求して、宇都宮さんに立候補辞退を迫る人は、細川氏に会ってもいない。どんあ政策を掲げるのかもわからない。

告示前日まで立候補表明せず、告示後がテレビ討論を断り続け、やっと同意したテレビ討論も、司会者からの質問に答えるだけの論争内なしの「討論会」。

　ビラもわずかしか配布できない、告示後は「宇都宮健次」の名前のないビラしか、多くの人に配布できない。有権者との対話も「戸別訪問」として制限された選挙。

　この都知事選で98万票を獲得した宇都宮健次さんはすごい。

 　朝日選書　「悪」と闘う　著者　宇都宮健次2014年8月30日発行


自然豊かな野川

小金井市東町の南側を流れる野川。 国分寺崖線のはけの道に沿って。