習い始めて2~3か月の小学1年生の生徒さんから初級の大人の生徒さんまでに使っているF.M.のテキストがあります。
小学生の生徒さんにはワークブック代わりに自宅での宿題として1枚ずつプリントして渡しています。
こちらもまたフランスのテキストですが「Faisons de la musique en F.M.vol.2」というものです。
私が使っているF.M.のテキストは習い始めや初級の生徒さんが使えるものです。
これらのテキスト(La dictee en musique,L'ouverture a la musiqueなど)で育った生徒たちがどのように成長していくかはまだわかりませんが、ピアノを習い始めて1年未満の生徒でも、これまで苦労して教えていたアクセントの位置やフレーズは自然に身に付いているようです。
弱拍がドスンドスンと重くなったりフレーズの終わりが強くなっても気が付かないということはありません。と言うよりそのような弾き方はしません。
聴くことの集中力は今までの生徒とは違うと感じます。
聴くというのは「ドレ」といった音名がわかるということではなく、私がどのように演奏しているのか、自分がどのように演奏しているのかを聴き分ける耳です。
このような耳は習い始めて間もない生徒には難しいものと思っていました。
しかし、そうではないのです。
こちらが口酸っぱく言わなくとも、音楽的な感覚が自然に育っているのです。
この「Faisons de la musique en F.M.」は音を読む練習がたくさんできそうでしたので取り寄せました。
ハ音記号も読みます。初めはこれは飛ばしていたのですが、ある日、中学1年生の男の子に時間があったので読んでもらいましたら驚くほどスラスラ読んでしまいました。
私の方が一瞬「あれ?合ってるかな?」と数えて読んでしまったくらいです。
小学4年生の男の子にも試しましたがまたまたスラスラ読んでしまいました。
20歳の大人の生徒さんにも試してみたのですがこちらは跳躍した音は一瞬時間がかかりました。
中学生と小学生の生徒は初級で、大人の方は上級です。
進度とは関係がないとわかります。
子供の方が感覚的に読めてしまうのかもしれません。
なので、どの生徒にもハ音記号は飛ばさずに読んでもらうことにしました。
自分のペースでただ読むだけではなく音楽と一緒に読んでいくことができるのもF.M.の良いところです。
ハイドンの「びっくり交響曲」に合わせてヴィオラのパートを読んでもらうものがあります。
オーケストラのスコア譜などピアノのレッスンに通っている人にはおよそ縁のないものですが、ここで早くもスコア譜なるものに遭遇することができます。
生徒には何故「びっくり」するのか説明せずにまずは聴いてもらい、本当に「びっくり」してもらいます。
楽しくなってきたところでスコアの見方を説明します。
これまでにすでに管楽器や弦楽器の音も生徒たちはそこそこ知っているので、それぞれの楽器のパートを追いながらスコアを読み、ハ音記号のヴィオラのパートも読むわけです。
このテキストは「音の読み」「リズム」「聴音」の3部構成です。
その時に力を入れたいところを選んで使っています。
「聴音」の部分にはセオリーも結構含まれています。
「リズム」は大人の生徒さんによく使っています。
乗りの良い音楽に合わせリズムを叩いたり、taやlaで言ったりします。
最初の小節しかできない生徒さんでもそこを何度も繰り返して音楽と一緒にリズムを叩いていただいています。
音楽なしでは盛り上がらないことでも、音楽があると生き生きとできるものです。
Editions lemoineのHPでこのテキストの内容を一部閲覧できますのでご興味のある方は是非ご覧ください。
http://www.henry-lemoine.com/fr/catalogue/fiche/HC50
小学生の生徒さんにはワークブック代わりに自宅での宿題として1枚ずつプリントして渡しています。
こちらもまたフランスのテキストですが「Faisons de la musique en F.M.vol.2」というものです。
私が使っているF.M.のテキストは習い始めや初級の生徒さんが使えるものです。
これらのテキスト(La dictee en musique,L'ouverture a la musiqueなど)で育った生徒たちがどのように成長していくかはまだわかりませんが、ピアノを習い始めて1年未満の生徒でも、これまで苦労して教えていたアクセントの位置やフレーズは自然に身に付いているようです。
弱拍がドスンドスンと重くなったりフレーズの終わりが強くなっても気が付かないということはありません。と言うよりそのような弾き方はしません。
聴くことの集中力は今までの生徒とは違うと感じます。
聴くというのは「ドレ」といった音名がわかるということではなく、私がどのように演奏しているのか、自分がどのように演奏しているのかを聴き分ける耳です。
このような耳は習い始めて間もない生徒には難しいものと思っていました。
しかし、そうではないのです。
こちらが口酸っぱく言わなくとも、音楽的な感覚が自然に育っているのです。
この「Faisons de la musique en F.M.」は音を読む練習がたくさんできそうでしたので取り寄せました。
ハ音記号も読みます。初めはこれは飛ばしていたのですが、ある日、中学1年生の男の子に時間があったので読んでもらいましたら驚くほどスラスラ読んでしまいました。
私の方が一瞬「あれ?合ってるかな?」と数えて読んでしまったくらいです。
小学4年生の男の子にも試しましたがまたまたスラスラ読んでしまいました。
20歳の大人の生徒さんにも試してみたのですがこちらは跳躍した音は一瞬時間がかかりました。
中学生と小学生の生徒は初級で、大人の方は上級です。
進度とは関係がないとわかります。
子供の方が感覚的に読めてしまうのかもしれません。
なので、どの生徒にもハ音記号は飛ばさずに読んでもらうことにしました。
自分のペースでただ読むだけではなく音楽と一緒に読んでいくことができるのもF.M.の良いところです。
ハイドンの「びっくり交響曲」に合わせてヴィオラのパートを読んでもらうものがあります。
オーケストラのスコア譜などピアノのレッスンに通っている人にはおよそ縁のないものですが、ここで早くもスコア譜なるものに遭遇することができます。
生徒には何故「びっくり」するのか説明せずにまずは聴いてもらい、本当に「びっくり」してもらいます。
楽しくなってきたところでスコアの見方を説明します。
これまでにすでに管楽器や弦楽器の音も生徒たちはそこそこ知っているので、それぞれの楽器のパートを追いながらスコアを読み、ハ音記号のヴィオラのパートも読むわけです。
このテキストは「音の読み」「リズム」「聴音」の3部構成です。
その時に力を入れたいところを選んで使っています。
「聴音」の部分にはセオリーも結構含まれています。
「リズム」は大人の生徒さんによく使っています。
乗りの良い音楽に合わせリズムを叩いたり、taやlaで言ったりします。
最初の小節しかできない生徒さんでもそこを何度も繰り返して音楽と一緒にリズムを叩いていただいています。
音楽なしでは盛り上がらないことでも、音楽があると生き生きとできるものです。
Editions lemoineのHPでこのテキストの内容を一部閲覧できますのでご興味のある方は是非ご覧ください。
http://www.henry-lemoine.com/fr/catalogue/fiche/HC50