おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

ショパン Op.27のノクターン

2024年12月15日 | レッスン

大人の生徒さんでショパンのOp.27-2のノクターンを
弾いているかたがいらっしゃいます。

上級の生徒さんには選曲は全てご本人に任せていますので、
ご本人の選曲。

こちらの曲です。



ショパンのノクターンではOp.9-2に次ぐ有名曲のようですが、
その事を気にして曲を聴いたり選んだりしたことがないので
初めて知りました。


ショパンのイメージ通りというか、
ノクターンのイメージ通りというか、
夢見るようで美しく感傷的。

しかし、うつろいやすい音の中で
抑えきれない感情が吹き出るところもあり、
ショパンの感情の激しさにボンヤリ弾いていては
付いていけない音楽と感じます。


そこで一体どんな時に作った曲なのだろうと
調べてみました。

作曲年はわかっていますが、月はわかりません。

この年にあったことを考えると
おそらくこの時期だろうと推測はできると思います。

それと合わせて同じ作品番号のOp.27-1も推理。

           
それをこちらに書いてみました。
趣味のかた向けですが、
機会がございましたら眺めてみてください。

作品の背景 - Haru S.の部屋
作品の背景を推理 - Haru S.の部屋


ショパンの音楽はノクターンやマズルカに
その音楽というか彼自身がギュッと詰まっている気がします。

これほどまでに自己の感情を
色濃く音楽に投影できた作曲家は思い当たらないです。


改めて特別な天才だと思います。

動画のアヴデーエワの演奏も素晴らしいです。


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