さて 娘と彼氏くんを見舞った「ハプニング」。
少し前の日曜日の夜、娘と電話で話していました。
娘は彼氏くんの運転する車に乗車中。
一日サンパウロ郊外にある彼氏くんのお宅にお邪魔していて、アパートに戻る途中だとのことでした。
「もうすぐ着くよ~」なんて言っていたその直後、電話の向こうの様子がおかしい!
ガタガタッと物音がして何かが起こった様子。
事故?
そのうち「財布、財布」と言う声。
強盗?!
強盗だ!!
スピーカーで話していたため、一緒に様子を聞いていた夫と顔を見合わせました。
こんな時に電話がつながっていると危険かもしれません。
すぐに電話を切りました。
少したってから電話をしてみると娘が出ました。
よかった、電話は盗られてなかったみたい。
なにより、二人ともケガがなくてよかった。
次の日、娘から電話がかかってきました。
私と夫は車に乗っていて信号か何かで止まったところを襲われたのかと思っていたのですが、そうではなくてアパートの近くで買い物をして帰ろうと車を停めてドアを開いたところを襲われたのだそうです。
盗られたのは娘がお財布のみ、彼氏くんがお財布と携帯をとられたのだそうです。
娘は強盗に気が付き、とっさに携帯を座席の下に投げ込んでとられずに済んだんですって。
強盗慣れ...
盗られて一番困ったものが 彼氏くんの「ワクチン接種カード」。
次の週に留学先の用事でスペインに行かなくてはならない彼氏くん。
ワクチン接種カードは必須です。
留学2年目に入る彼、ワクチンはすべてアメリカで接種しているんです。
すぐに関係機関に連絡して再発行をしてもらいましたが、送ってもらう時間はありません。
画像を送付してもらい、それを使っていくことができるということでした。
結局 盗られて本当に困ったのはそれぐらいで、あとは再発行がきくものだったり、デジタル情報になっているものだったりで深刻に困ることはないということでした。
車も盗られなくてよかった。
車盗られると その後の処理とかが大変だしね。
娘は高かったお気に入りのお財布と、お財布の中に入っていたアイスクリームの無料券が悔やまれると言っていました。
* * * * *
娘が強盗にあった同じ夜、サンパウロ市内で70歳の男性が自宅に帰り、ガレージの扉が開くのを待つ間に強盗に拉致されました。
彼は携帯電話を使って 銀行の口座のお金を強盗の口座に送金させられ、その後寂しい場所に置き去りにされたということです。
少し前までは カードでお金を引き出させ、その後寂しいと悪露に置き去りにされるとか、車のトランクに押し込められて放置されるといった「電撃誘拐」と言われる事件が多くありました。
そんなことにならなくてよかった。
これはサンパウロだから起きたことではなく、ブラジルどこでも起きる可能性のある事だと思います。
マナウスでのんびり暮らす私たちも気をつけなくてはと思いました。
それにしても、携帯電話で強盗の実況中継を聞くとは...
刑事ドラマみたいだわ。