アマゾンわんわん日記 2018

復活しました!
のんびりやっていきます。
また よろしくお願いします。

高級車の交通事故

2024年04月04日 | ブラジル雑記

サンパウロに来て驚いたのは、普通に高級車が街を走っていること。

先日、娘たちとチョコレート屋さんに行った時、わが家の車の前はボルボ、後ろはポルシェだったわ。

マナウスで高級車というと、せいぜいベンツかBMW?っていう感じ。

マナウスの街。。。というか、道路は怖いのよ。

前にも書いたけど、とてつもなく危険な「穴」が普通に開いている。

ペケママ家は高級車ではないけれど、リオで使っていた日本車を、引っ越しの時に航空輸送でマナウスに運んだのね。

そうしたら、10カ月ほどであちらこちらがガタガタになりました。

あの頃は未舗装道路もまだまだ多かったしね。

夫がゴルフ場へ行くための道路も、森の中の未舗装道路で、川にはまだ丸木橋が架かっていたのよ。

今はその面影すらないけどね。

さて、サンパウロの街、高級車が走っています。

聖週間、復活の日曜日の夜中のことです。

アプリタクシー(UBERみたいなタイプのタクシー)に、ポルシェ  911 Carrera GTS(2023年モデル)が後ろから突っ込み、タクシーは跳ね飛ばされるように近くの街灯に激突、運転手が亡くなりました。

Motorista de aplicativo morre após ser atingido por carro de luxo avaliado  em R$ 1,2 mi - SBT News

ポルシェの運転手は24歳の大学生。

車は彼の父の営む建設資材会社の持ち物で、保険にも入っていなかったとか。

事故を起こした時、大学生は母親に付き添われすぐにその場を離れてしまいました。本人は、顔に怪我をしていたので病院に行ったと言っていますが、「アルコール検査から逃げたのではないか」と問題になっています。

街の中の防犯カメラなどの映像を見ても、かなりの速度で突っ込んだのは明白です。事故の起こった道路は制限速度50㎞/hでした。

事故を起こした車が、ブラジルの新車価格で1,300,000レアイス(日本円で約1億円?)という高級車ということもあり、大きく報道でも取り上げられています。

Vídeo mostra o momento da batida de Porsche em carro de motorista de app -  Notícias - Clube FM 100.5

報道ではタクシー運転手の家族や仲間が、大学生側がお金を使ってうまく事態を処理するのではないかと、懸念していると伝えています。

ペケママは、まだサンパウロの街中を運転する勇気はありません。

バスやメトロが便利だから、きっとこのままずっと運転しないかな。

安全第一ですからね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

VARIG機行方不明事件

2024年03月18日 | ブラジル雑記

クアラルンプール発北京行きのマレーシア航空機が、インド洋上空で行方不明となってから10年だそうです。

乗客の大半が中国の方だったということで、先日 中国国内で真相解明を求める集会が行われているニュースを見ました。

航空機事故で、突然行方不明となってしまい、なかなか発見されない、原因が究明されないというケースは、たまに耳にします。

マナウス近郊でも、16年前にリオデジャネイロに向かっていたGOL機が、北マットグロッソ州の森林上空で、北米に向かっていたチャーター機と接触し、行方不明になった事故がありました。この時は、接触したチャーター機が近くの空軍基地に緊急着陸したこともあり、事故がわかりましたが、機体が見つかったのは数日後となり、乗客乗員全員亡くなるという結果になりました。

昨日、ネットでニュースを読んでいた時に、航空機事故に関する興味深い記事を見つけました。

今はもうありませんが、かつてはブラジルのフラッグキャリアとして活躍していたVARIGブラジル航空の貨物機が、45年間行方不明になっているという記事です。

Avião cargueiro da Varig em foto feita em 2006 — Foto: Adrian Roque/AP

1979年1月30日午後8時半、VARIGブラジル航空の貨物機が、日本の成田空港を離陸しました。

貨物機には雑貨や自動車部品、そして絵画など約20トンの荷物が積まれ、6人の乗組員が乗り込み、その頃の一般的な経路であった、アメリカ ロサンゼルス空港を経由し、ペルー リマ空港経由でサンパウロのヴィラコッポス空港に向かう予定でした。

離陸後、20分後に管制塔と「問題なく飛行中」という、定時の交信がありました。その後午後9時23分に次の交信が行われるはずでしたが、その交信はなく、その後も航空機との連絡は途絶えてしまいました。

VARIG機は成田離陸後、約45分で墜落したものとみられ、日本沿岸から500㎞近海を中心に捜索が行われました。

しかし、機体の残骸なども見つからず、全く完全に姿を消してしまい、「VARIG機のミステリー」として語られることになりました。

2009年にはブラジルのテレビ番組で特集も組まれ、当時の「ソビエト連邦」による「飛行機誘拐」説、果ては「UFOによる拉致」説まで出ていたそうです。

この貨物機の中にはブラジルで活躍していた「マナブ間部」画伯の作品53点(当時の金額にして1200万ドル)が積まれていました。画伯の作品は、日本で行われていた「日本ーブラジル移民70年」を記念するために開催されていた個展のために持ってこられていた作品でした。

間部画伯はその後14年かけて、この事故で失われた作品を一つ一つ描き直したということです。

その後、VARIG機が消息を絶った場所の近海で浮遊物の目撃情報などもありましたが、VARIG機のものであるという決め手にはならず、また油の流出なども見られたものの、墜落の確証となるものにはなりませんでした。

この場所は日本海溝があり、水深は5000mにも達するため、発見は無理だろうと判断され、2月5日、捜索が打ち切られました。

その後、この「VARIG機行方不明事件」はミステリーとして語られてきたわけですが、近年また状況が変わってきました。科学技術の発展により、深海での行方不明機の捜索なども可能になってきたためです。

ブラジルでは最近、海底に沈む小型飛行機の写真が話題になっています。

Comparação entre modelo do avião de Amelia Earhart e imagem de sonar obtida por equipe de exploração Deep Sea Vision. — Foto: Reprodução/Reuters

この写真は、1937年に女性飛行士による世界一周飛行中に、南太平洋で消息を絶った、小型機の映像ではないかと言われています。

まだ確証には至っていませんが、機体がほぼ完全な形で残っていることがわかります。

この技術をもって、近い将来、行方不明となったVARIG機の行方を捜索する計画が、現在たてられているということです。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デング熱じゃないよ

2024年03月16日 | ブラジル雑記

今、ペケママが暮らしているアパート...というか長屋は、日本同様冷蔵庫や台所用品、寝具等々一式全部そろっています。

お鍋とかがついているところは、日本のアパートホテルよりありがたいかも。

衛星放送は入っていないけどテレビもあって、ネットも入っている...のですが、マナウスあるある、アマゾンあるあるで、雨が降るとアウト。

今日も買い物から帰ってきた途端にザーッと降り出した。

さて、みなさま、昨日はあそこが痛い、ここが痛いなどと書き連ねまして、ご心配をいただきました。

申しわけないことです。

あの痛みを繰り返すよりは...ということで、日本から持ってきた鎮痛剤を朝晩飲んで、今日は何とか右半分が重いかな?と言う具合になっています。

昨日のブログを読んで心配してくださった方の反応が...

日本の方は「コロナかインフルじゃないの?」、ブラジルの友人は「コロナかデンギじゃない?」と、もろに世相を反応しているのが、なかなかおもしろかったです。

今のアパート、心配していた割に「蚊」が入ってこないで助かっています。

ここに入って一番最初に買ったのが「殺虫剤」でしたが、今までで出番は一回きりでした。

ブラジル友人たちが心配してくれたように、今ブラジルでは「デング熱」の流行が大きな問題になっています。

今年に入ってデング熱と診断を受けた人は、すでに1300万人に達したそうで、病院に行っていない人もいることを考慮すると、かなりの罹患者になっていると思われます。

デング熱による死亡者は363人(3月8日付)、デング熱の疑いのある死亡者は763人です。

2023年一年間の罹患者数が約1690万人ということですから、今年3か月でほぼ昨年一年間の罹患者数に達したことになります。

ブラジルの中でも特に罹患者数が多いのがミナスジェライス州、リオデジャネイロ州などの中南部地区です。

意外に北部地域、東北海岸部が少ないのですが、ペケママが思うに、この地域はデング熱の患者数が少ないのではなくて、届け出をする人、そもそも病院に行く人が少ないのではないかと思います。

まあ、リオデジャネイロ州、サンパウロ州などでは、治安の麺の問題から、保健局の人の立ち入り検査を拒否する人が多いことも、デング熱を媒介する蚊の増殖を増やしている原因になっているそうですが。

もちろんコロナ(病気のね)もまだまだ健在だそうですから、こちらも注意しなくてはね。

そんなことを言っている間にも、また降ってきた雨。

アマゾンだなあと思いつつ、そろそろ荷物の片付けをしなくては、とため息をつくペケママなのでした。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アマゾンオペラ騒動

2024年03月13日 | ブラジル雑記

マナウスでは、毎年4月から5月にかけて「アマゾンオペラ」というイベントが開催されます。

マナウスには「アマゾナス劇場」というオペラハウスがあります。

 ゴム景気華やかな頃に建設されました。

ヨーロッパから多くの資材を運び込み、座席にはブラジル国内の貴重な木材が使われています。

 その昔、娘もここで弾いたことも...

このオペラハウスで1997年から行われているのが、「アマゾンオペラ」です。

一時期はラテンアメリカで一番の規模のオペライベントということで、注目をされていました。

私たちがマナウスに来た20年前は、外国から招待した音楽家なども多く参加し、大がかりなオペラが行われていました。

  Estreia do 25º Festival Amazonas de Ópera traz “O Contractador dos  Diamantes” nesta sexta-feira (21/04) - Portal do amazonas

メインのアマゾナス劇場で演じられるオペラの他にも、マナウス市内の小さな劇場で、オペラの有名な歌曲を聞けるようなイベントもあり、ペケママはもっぱらそちらを楽しませてもらっていました。

時間的にもオペラを鑑賞するより短いし、なにより無料なのがありがたかったです。

そんな歴史を持つ「アマゾンオペラ」ですが、昨日の朝ニュースで、「今年のアマゾンオペラは、経済的な理由で中止されることとなりました。」との報道がありました。

え??

だって、もう、開催日程も演目も決まっていたのに? まあ、昨年の5月末の決定だけどね

オペラのような「総合芸術」を演じようとしたら、その準備だけでも少なくても1年はたっぷりかかることと思います。

外国の音楽家を招待しようとしたら、もちろん時間もお金もたっぷりね。

それが、開催予定1か月前にいきなり開催中止を発表する?

それも、「経済的」な理由で。

このことを娘に伝えたら、娘、すぐに資料を見つけたわ。

アマゾナス州の今年度予算書  

母には何が何のことやら 全く分かりません。

さすが、経済の女!!

娘によると、アマゾナス州の予算は昨年比で15%増。

総予算は280億レアイスー約56億ドルー約8300億円。

うち、文化的事業予算は1億5600万レアイスー約3120万ドルー約4億6800万円。

その中にきちんと「アマゾンオペラの予算」として、500万レアイスー約100万ドルー約1億500万円とってあるんだそうです。

全体予算から比べるとずいぶん少なく思えますが、これだけの予算があれば、規模を考慮すれば実施できるのでは?と素人考えでは思うのですが。

アマゾナス劇場でのオペラは、チケット代もずいぶん高額ですしね。

そこからの収入も、また地方から来る観客の落とす、観光収入もあるだろうし。

このことが発表された日は、一日中このニュースをやっていたから、世間的にもかなりショックな決定だったのではと思います。

テレビなどのメディアや各文化機関からの抵抗がかなり大きそうなので、今後何らかの形で今回の決定が変わる可能性がかわり、形を変えて実施されるのではと、ペケママは希望的な観測をしています。

マナウスにはアマゾナスフィルハーモニカやアマゾナス劇場コーラス、また青少年オーケストラなど多くの音楽団体があります。

こうした団体の活動のためにも、できたら実施してほしいですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Dia Internacional das Mulheres 国際女性の日

2024年03月09日 | ブラジル雑記

昨日からブラジルのニュースではしきりに「Dia Internacional das Mulheres 国際女性の日」で盛り上がっています。

女性を巡る様々な問題ー今ブラジルで一番話題になっている問題は「女性に対する侮蔑・虐待」の問題、「女性の家庭内の過重な負担」の問題だそうです。

特に、「女性に対する侮蔑・虐待」に関する問題は深刻で、家庭内での暴力で死に至るようなこともあると言います。

また、男女間のトラブルで銃や刃物での殺傷も、新聞などでよく見かけます。

もともと、ブラジルは「男性優位 machismo」の国で、男性に対して女性の立場が低く見られています。

女性の暴力問題を扱っている弁護士団体の調査によると、2023年には前年比で20%ほど多く、暴力被害の届けが出されたそうです。

被害の中には、家庭内での年少者への性的虐待も含まれていて、大きな問題になっています。

都市部では教育機関等で、このような暴力や女性に対する侮蔑を無くす教育が行われていますが、地方の農村部などでは届け出もされない女性虐待が続いている実情があります。

都市部でもファベーラなど、人口が密集している地域では、女性への暴力が多く行われています。

また、街の中の普通の知識階級が通うような場所でも、女性への侮蔑が行われ、大きな問題になることがあります。

一昨年、サンパウロのスポーツジムで、43歳の実業家男性が自分の使いたかった運動器具を使用していた女性に対して、身体を押しのけ、髪を引っ張り、その顔につばを吐きかけるという出来事がありました。

この様子はカメラに収められていて、その後この男性は裁判で有罪となりました。

この男性は他にも多くの女性に対して暴力的な行為を行っていて、何人かの女性が暴力を受けていたと名乗り出たそうです。

ペケママは30年ブラジルで暮らしていますが、幸いにしてこのような場面に遭遇したことも、目にしたこともありません。

これは、幸運なことだったのだなと、しみじみ思います。

こうした暴力問題の他にも、日本で少し前に問題になっていたような、女性の給料が低い問題、社会的な進出の機会が少ない等々、様々な問題がニュースで取り上げられていました。

今日は朝から街角で、小さなブーケがたくさん売られていました。

「国際女性の日」は、「クリスマス」や「恋人の日」と並んで、プレゼントの売れ行きが伸びる日なんですって。

先ほどの弁護士団体の調査レポートはこのように締めくくられていました。

「私たち女性は、花やプレゼントが欲しいのではありません。女性としての、

 人間としての 尊厳が欲しいのです。」

「Dia Internacional das Mulheres 国際女性の日」が、ただのイベントの日になってしまわないことを、願うばかりです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブラジルの地震

2024年01月22日 | ブラジル雑記

能登地震からもう3週間になります。

1月1日は関東地方の北の方のペケママの家の方もかなりの揺れでした。

先日、東日本大震災も経験した実家の母が言いました。

「ブラジルって地震がないんでしょう?いいわね~」

いえいえ、ペケママ母よ、安定陸塊で地震が無いと思われているブラジル、実は地震があるんですよ。

ブラジル標準時間の1月20日土曜日午後4時31分、ブラジルの西の端っこのアクレ州でマグニチュード6.6の地震が起こりました。

 Localização do Acre no Brasil 

震源地はアマゾナス州との州境に近いTarauacáという町。

地震は断層のずれによるもので、そのエネルギーはかなり大きいものでしたが、震源の深さが614.5㎞というかなり深い場所だったため、地表にはごくわずかの影響しかなかったそうです。

能登地震の震源深度が5㎞ということですから、その違いが判りますよね。

600㎞超えって絶対に間違いよね、と思ってたくさん調べちゃったわ。

この場所は昔から地震の多発地帯でした。

2019年にはマグニチュード6.8の地震が起こり、住民が真夜中に飛び起きるということがありました。

ここ以外が震源地の場合でも地震波の伝わり方によって、マナウスでも地震を感じることが最近多くなってきました。

2022年5月にはペルーを震源とする地震がマナウスの街を驚かせました。

Servidores e visitantes do Tribunal de Justiça do Amazonas deixaram a sede do prédio após o tremor.  — Foto: Rede Amazônica 裁判所では人々が驚いて建物外に

2021年1月にはギアナを震源とする地震で...

Moradores deixaram prédios após sentirem tremores — Foto: Patrick Marques/G1 人々が通りに逃げる

しかーし、中に鉄筋が入っているわけでもない、ブラジル...いや、マナウスの一般の家の建築、そんなところにいたら倒れてきた塀で大けがしちゃうよ、と言いたい。

恐らく、高層建築が少なく、地震というものがそれほど知られていなかった時代には、ブラジルには地震が無いと思われていたのでしょうね。

世界中のニュースがほとんどリアルタイムで見られるようになった最近になって、ブラジルでも地震があるということを人々が体で感じるのでしょう。

ということなのですよ、ペケママ母さん。

現在までに起こっている地震はすべて震源深度が深いから、地表への影響は少ないけれど、今後もしかしたら地表により近い場所で断層のずれが起こったら...と思おうとちょっと心配です。

でもね、まあ、能登地震震源深度5㎞、方やブラジルTarauacá地震の震源深度600㎞ですからね...

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガザ地区からの帰還

2023年12月12日 | ブラジル雑記

ブラジル情勢、気になりつつもなかなか真剣にニュースを見られなかった最近でございます。

でも、今朝見た写真は気にせずにはいられなかったわ。

 ガザ地区から避難してきた

最初のブラジル人グループが、ブラジリアの空軍基地に到着。

イスラエルからのブラジル人避難はかなり前に行われましたが、ガザ地区からの避難はかなり難しいものでした。

 ブラジル人避難の経路 G1サイトより

彼らはガザ地区南部に集合し、そこからパレスチナの出国審査を経てエジプト側に入国。

エジプトの入国審査を経てバスでカイロに向かったそうです。

グループの構成は22人のブラジル人、7人のブラジル永住権のあるパレスチナ人、それとブラジル人家族である3人のパレスチナ人だそうです。

この情報グローボ社のG1サイトで読んだものなのですが、日本語情報誌「ブラジル日報」と数字がかなり違うのよね。

とりあえずG1サイトのほうの数字を載せておきます。

Hassan Rabee mostra grupo de brasileiros que tenta deixar Gaza neste domingo (12) — Foto: Hassan Rabee みんな嬉しそう!

彼らは避難が決まって実行されるまで1か月もの間待っていたそうです。

 カイロに向かう途中

昼食をとるために立ち寄った海岸では、子供たちが自由に走り回れる喜びに、一斉に海に向かって走り出したそうです。

カイロに着いてからはブラジル空軍機でブラジルに向かいました。

VC-2 (EMBRAER 190) Força Aérea Brasileira | Aeronave Preside… | Flickr   避難する人を運んできたVC-2

空軍機はイタリアのローマ、スペインのラスパルマスを経て、ブラジルのレシフェに到着。

そこからブラジリアに向かいました。

避難してきた人たちは入国審査を経た後、2日間ほどブラジリアの空軍基地に留め置かれた後、自宅のある人たちは自宅に向けて、自宅のない人たちは郊外の宿舎にそれぞれ送り届けられたそうです。

今回避難してきた人たちの中には、ガザ地区に残る家族が心配でブラジルへ帰国するのを止めた人もいるそうです。

ブラジル人の避難の第2回目も計画されているそうですが、まだ具体的な実施の日取りは決まっていないとのこと。

避難も必要とは思いますが、まず戦闘がとにかく止んでくれること。

それが一番大切なことだと思います。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブラジルのお日様 日本のお日様

2023年10月15日 | ブラジル雑記

14日 お昼すぎごろから午後にかけて、ブラジル各地で日食が見られました。

特にマナウス近郊では金環日食になるとかで、話題になっていました。

心配されたのが昨日書いたような ´Fumaça 煙害。

Imagem

街並みもかすんで見えるような状態ですから、太陽もかすんで見えないのではと心配されていました。

当日、幸いなことに雨で一旦は煙は治まりました。

が、今度は雨雲!!

周囲はやきもき!!

それでも日食が始まるころには雲の間から太陽が姿をのぞかせました。

 

もちろんですが私は見られなかったので、写真は各メディアから拝借。

金環のピークは...

 美しい...

マナウスの知り合いは一人だけSNSに写真を載せていました。

見られたのかな...?

                       

さて、一方宇都宮では...

昨日、一昨日と日差しの穏やかな、さわやかな日が続いていました。

せっかく夫の体調も落ち着いているのだからと、家族で今話題の「LRT-ライトライン」に初乗りに行ってきました。

 LRT乗り場も木々の葉が色づき始めました

初めて乗るのでちょっとドキドキ。

車いすでもスムーズ乗車と言うのが売りだそうで、難なくホームに上がり乗車することが出来ました。

車内も比較的すいていたこともあり、車いすを固定する場所にすんなりたどり着けました。

運転手さんのすぐ後ろだったため、乗車時に運転手さんがいろいろ教えてくださいました。

また、乗客の方々も先に乗車させてくれるなど配慮して下さって気持ちの良い初乗車をすることが出来ました。

夫の体調もあり長い距離を乗ることは無理なので、2駅だけのLRT体験。

到着した駅近くの大きなペットショップでブラジルのにゃんこわんこ達へのお土産を買い込み、帰りはのんびり歩いて帰ってきました。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Fumaça MANAUS

2023年10月14日 | ブラジル雑記

新型コロナ、とまだまだ呼吸器系の感染症が取りざたされている昨今ですが...

ペケママの第3の故郷、ブラジル マナウスでは別な事象が原因での呼吸器障害の患者さんが急増しています。

Image 

先日書いたように、マナウスは現在乾季、しかも今年は高温を伴う乾季となっています。

この時期は毎年のように「煙害」(Fumaça)がおこります。

ペケママがいた昨年までは「何だか物が焼けたような臭いがきついな~」という感じで、街中が煙に覆われるということは年に何日かという感じでした。

ところが今年はここのところ毎週毎週「マナウスが煙に覆われている」というニュースが入ってきます。

Fumaça de queimadas encobre Manaus no dia 13 de outubro de 2023 — Foto: William Duarte/Rede Amazônica Fumaça de queimadas encobre Manaus no dia 13 de outubro de 2023 — Foto: William Duarte/Rede Amazônica

この煙の原因としてはアマゾナス州内陸の「野焼き」が主な原因とされます。

今年は例年になく野焼きによる森林破壊が多いそうです。

その他にも異常気象の高温による自然発火による火災も多発しているそうです。

Incêndio atinge área de mata em Manaus — Foto: Chico Batata/Divulgação マナウスの街を望む場所での火災

マナウスで本格的な雨季が始まるまであと2カ月近くあります。

アマゾン河の渇水、森林の火災とそれに伴うマナウスの煙害。

すべてを鎮めてくれる雨季の到来が待たれるところです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Resgate ー 救出

2023年10月12日 | ブラジル雑記

先月末に勃発した、イスラエルとハマスの戦闘が激化しています。

10月に入り戦闘はますます激しくなり、イスラエル在住の外国人への被害も多くなってきています。

外国人の中には戦闘に巻き込まれて死亡、負傷した人ばかりでなく、人質として拉致された人も多数いるということで、多くの国が自国民の救出のために動き始めました。

ブラジルももちろん。

10日にはブラジル空軍のエアバスKC-30をイスラエルに向けて派遣しました。

Airbus A330 (KC-30) da FAB é escoltado por caças F-5EM. Contrato de conversão dos A330 da FAB será assinado ainda em 2023. 

今回は14時間かけてイスラエルまで飛行。

211人のブラジル人を乗せ、水曜日の未明にブラジリア空港に着陸しました。

Passageiros brasileiros em voo da FAB que partiu de Israel — Foto: Reprodução/GloboNews

着陸の瞬間には乗客みんなでブラジル国歌を歌ったとか。

救出された人々はその後自身の帰る場所まで無償で送り届けられたということです。

政府発表によると国内移動については、航空会社AZULとともに行っていくそうです。

ブラジル政府は今後15日まで5回救出機をイスラエルに派遣し、計700人余りの自国民を救出する予定です。

またパレスチナーガザ地区には現在26人のブラジル人がいることを確認しています。

この地域については救援機を派遣することは安全上問題があるということで、バスによる陸路での救出作戦を考えているそうです。

現在、パレスチナと国境を接するエジプトと交渉中ということで、交渉がまとまり次第救出を開始するそうです。

ヨーロッパ各国も自国民の救出について動き始まっているそうです。

このような非常時にまず自国民+αの救出に迅速に動くことのできるブラジル政府の対応には、いつものことながら感心させられます。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする