先日来 ペケママ一家がヤキモキしているアメリカとのやり取り、実はアメリカに持っている口座の閉鎖手続き及び日本国内の金融機関への送金手続きです。
2月初めより動き始め 今 詰めなのですが、この詰めの作業直前に夫が手術となり声を失いました。
口座閉鎖 思っていたより書類のやり取りが多く、時間がかかってしまったのです。
あとを口座の共同名義人の私と、金融の専門家娘とで引き継ぎました。
その後の書類手続きは滞りなくできたのですが、詰めの詰めになって大きな問題が起こりました。
口座閉鎖の請求人の夫に電話で意思確認があるんですって。
銀行側に言いました。
夫は声を失いました。
どうか意思確認を電話以外ー例えばメールとかテレビ電話による筆談ですることはできないでしょうか?
答えは「NO」でした。
なんとか上の人に掛け合ってくれないでしょうか?
と食い下がりましたが、だめでした。
電話で応対してくださった方は「規約ですから。」の一点張りで電話をきってしまいました。
その後 娘が調べたところ、この銀行は視覚弱者と聴覚弱者に対する対応はできているそうですが、「話すことができない」会話弱者とでもいいましょうか、そういう人への対応はできていないとのことでした。
でも、考えたら そうですよね。
私も普段「身体的弱者」と考える人は、見えない、聞こえない、動けない等であって、「声が出ない」と言う人のことは今まで考えたことがなかったです。
娘に「今 こういう状況だから 私達も気にかけるようになったんでしょう。」と言われて、まさにそうだなあと思いました。
考えたら 私の住む自治体の「町バス」も、乗車予約をしたいときは 電話でしなくてはならないんですよね。
たとえ夫が退院してきて、実家に帰ってきたところで、夫が自分で予約をすることはできません
私の両親でさえ、電話して話をしなくてはならない億劫さで、一度もこのバスを利用したことはありません。
電話対応に加えて、ネットでも予約できるようにできたら 利用する人はもっと増えると思うのですが。
そんなわけで 「会話弱者」について 考えさせられてしまったペケママでした。
それにしても ユニオンバンクさん もう少し 身体的弱者への対応を考えてくれないものでしょうか?