さて、二つ目のバスターミナルでバスを待つペケママ。
お出かけ最後のバスは、10分ごとに出ているバスなので通常ならばターミナルに行けばバスが待っている、という感じです。
でもこの日はバスターミナルの中は、バスはガラガラ、プラットフォームにはバスを待つ人の長蛇の列。
本当にバスが来るのかな??
心配になりましたが、この状態ではここで待つのが一番、列の最後にくっついてバスを待ちます。
20分ぐらい待ったころでしょうか、ようやくお目当てのバスが到着。
この頃になると、一時期よりは雨脚もいくぶん弱まってきたような気がします。
ずいぶん後ろの方に並んでいたと思ったのですが、幸い座ることができました。
しかも出口に近い一人席で、これは雨の日はラッキー。
2人掛け席だと、隣に座る人がびしょ濡れだったり、濡れた傘を持っているということもあるので。
バスは渋滞した通りを進んでいきます。
それでも、バスレーンを使うので普通の車よりはかなり早いのです。
普通車レーンはほとんど動かない。
途中のバス停ではびしょ濡れの人が乗り込んできます。
道路はすでに急流。
降りるに降りられなくて困る人も。
我が家近くを通る幹線道路に入ると、車が流れ始めました。
我が家の方は大丈夫そうかな??
と思ったのもつかの間...私がいつも下りるバス停の一つ手前のバス停を過ぎると、車の流れが止まってしまいました。
車掌さんが携帯電話で会社に問い合わせます。
どうやら、この先の橋が冠水してしまっているということ。
それでものろのろとバスは進みます。
ペケママ家最寄りのバス停に到着。
その直前まで雨水が川のように流れていたので心配したのですが、バス停が少し高くなっていたため、足を濡らさずに降りることができました。
雨もかなり小降りになって来ていたので、ほとんど濡れずに帰宅することができました。
娘は本来ならこの日は自宅での勤務だったはずなのですが、会議があるとかで出勤。
娘の職場は、ペケママが最後のバスに乗り換えたターミナル近くにあるのですが、道路は川、交通はストップ、ということで職場ビルから外に出ることができず、夜8時近くにようやく家に帰ってきました。
この日はサンパウロ市内、北部を中心に市内全域で被害が出ました。
ペケママ家近くのショッピングセンター前
地下鉄駅内も急流のように雨水が流れます
階段からは滝のように雨水が流れ込みます。
電車の線路も冠水し
電車がストップ。
途中で止まった電車からは乗客が各自降りて、線路上を歩いて次の駅に向かいます。
市内北部のショッピングセンターでは、強い雨に屋根の排水が間に合わず..
崩壊した天井からあふれる雨水
大変な混乱でした。
一日たった今日は良いお天気。
午後にはまた強い雨が降るかも...ということで心配していましたが、幸いまだ降りだしていません。
考えたらマナウスでは、道路の冠水、冠水により渋滞、普通の事だったな~としみじみ思いました。
すごいところに住んでいたんだなぁ...