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抗議行動が予定されています

2015年03月11日 | ブラジル雑記
ペトロブラス汚職に端を発した政治化の汚職疑惑は、とうとうジルマ大統領にまで及びました。
どこがどうして、あの人とこの人がここでつながって...というのがとても複雑で、正直言って私自身が正確には理解できていないので、コメントできないのですが、とにかく、「ブラジル大変だぞ!」っていうことになっています。

ガソリンの値上げをきっかけに、物の値段もインフレ時代を髣髴とさせるようなスピードで値上がりしているし。
トラック運転手のストで国内の物流がストップしたのをきっかけに、公立校の教員のスト、大学職員のスト、等々もおこっています。


そんな中、今週の日曜日、3月15日には全国200都市でいっせいに抗議行動が予定されているそうです。
マナウスに関しては、時間、場所などはまだ詳しくされていないそうですが、抗議行動が行われそうな場所には出かけていかないほうが無難かと思います。

ペケママの職場では、この日の夜便で日本に帰国される方がいるのですが、何事もなく無事に帰国の途につけると良いと願っています。

   *    *    *    *    *

この抗議行動とは別件なのですが、今年、政府が行っている学生向けの貸付制度の基準が大きく変わったということで、こちらも混乱になっています。
基準が変わり、普段ならネットで継続手続きができるのに、アクセスができなくて継続手続きができなくなっているため、新学期の学費の支払いが滞っている。
また基準が変わったために、貸付の需給が受けられなくなってしまった。
などなど、さまざまな問題が起きています。

この貸付制度を利用する学生の多くが私立の大学に通っている学生です。
日本でもそうですが、ブラジルでも私立の大学の授業料はかなり高額です。
貸付を利用できなくなった学生の多くは、学業を中断せざるを得なくなってしまいます。

今日から窓口での手続きが再開したとかで、サンパウロ(?)の窓口では何日も前から手続きのための番号札を受け取るために並ぶ人の列ができたという話です。

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さまざまな面でゆがみがでてきている現在のブラジルなのですが、経済的な影響はかなり大きいです。

我が家も例外でなく、大きな影響がありました。
なにかって?

娘の奨学金が切られた!!

ブラジルの公立大学では、学生が研究室の助手的な仕事の補助をして「給料」としての意味合いで「奨学金」を受け取る制度があります。
娘も入学してすぐにこの制度の試験を受け、「奨学金」を受け取っていました。
とはいうものの、ここはブラジル。
月々きちんと入金があるのではなく、働き始めてから何ヶ月か後から支払いが始まり、現在までに4か月分を受け取りました。
あと5か月分奨学金を受け取る資格があるのですが、それが切られた!
娘、ショックが大きいです。
「自分で働いたお金」っていう意識がありましたからね。

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汚職によって信じられない金額を月々受け取る人がいる一方で、学生や、公立病院などの弱いところにもろにしわ寄せのくるような現状。
抗議行動が起こっても仕方が無いのかもしれません。
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