ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Vフォー・ヴェンデッタ(いまさらですがネタバレ)

2006-05-27 00:46:57 | 映画
もう1つのブログでこんな事を書いておいて,なかなか行けなかったのですが,ようやく観に行きました。

結果,これは,私的にはかなりツボでした。暴力的で嫌なシーンもややありましたが,この映画に関しては,私の頭の中で暴力とかテロとか政治とかが結び付く事もなく,ダ・ヴィンチ・コードよりよっぽどよかったかも。(笑)

何がツボって,まずはヒューゴ・ウィーヴィングの,NIDA (National Institute of Dramatic Art),あるいはオーストラリアでの舞台生活仕込みな,見事な台詞回しですっ。受動形な表現を連発して,わざともったいぶった言い方が,かわいくて,めちゃ楽しかったです~。これ,字幕翻訳がちゃんとついてっていたらよかったんだけどねぇ~。もったいない。
Vがエプロン姿で朝ごはん作ってたり,フェンシングの練習をしている所なんか,とてもかわいかったですね~(笑) ジュークボックスには800曲以上入っているのに踊った事がないと言っている所なども,とてもいじらしかったです。
Vの恐ろしい過去,燃え盛る収容所から出てくる裸のVは,ヒューゴさん自身なのでしょうか。実は,プリシラで披露していた,超~見事な脚線美(爆)が印象に残っていて,あんな筋肉質だったのかな,と,ちょっと驚いております。
結局,噂通り素顔はありませんでしたが,時々,Vが正体を秘して出てくる所があるのですが,私はヒューゴさんの声をしっかり覚えていますので,なんかすぐにわかっちゃいました。(汗) ここで突然ですがダ・ヴィンチ・コードのネタバレ>>ここから正体を秘しても,声でわかるというのは,ダ・ヴィンチ・コードのイアン・マッケランも同様。(笑)<<ここまで
でもとにかく,ヒューゴさん,全然素顔が出ないのに,めちゃめちゃカッコよかったです。

ナタリー・ポートマンがまたかわいかったです。スタイルもめちゃめちゃいいんですね。SWなどよりずっとよかったような気が‥(汗) また,ちょっと年取ったゴスロリ?は笑えました。結構似合ってたりして。。(いやイヴィーは笑える状況ではなかったですが)

そんなイヴィーをいつも優しく見守るのは,ハリポタ朗読CDでお馴染みのステファン・フライ。ただし何故か男と女の仲ではないんですね。不思議。不思議と言えば,ホントに不思議にいい人でした。思っていたよりずっと重要な役でしたね。いつもながらのきれいなイギリス英語と,お笑いトークショーのサービスまでついていて,これが彼の本業なんですね~。彼の出現もまたツボでした。

この映画,音楽も気に入りました。サントラ買っちゃおうかな。。。特にジュークボックスのジャズと,エンドロールの音楽が好きです。音楽担当は,Dario Marianelli。この人,一瞬ですがハリー・ポッターの次の映画,不死鳥の騎士団の音楽担当の候補に上がった事のある人です。(OOPこの人の方がよかったなあ(汗))

ところで,映画のモチーフとなっているのが,ガイ・フォークス。彼は17世紀のイギリスで,弾圧されていたカトリック教徒の過激派が仕組んだ爆弾テロ計画の実行‥予定者。でもこれは未遂に終り,彼と仲間は拷問の末,処刑。その予定日だった11月5日は,今もガイ・フォークスの日と言われて,花火などが打ち上げられるのだそうです。ハリポタでもダンブルドア先生のペットのフェニックスの名前になっていたり,時々西洋の小説で見かけるモチーフですね。

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