Murder Wears a Cowl (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett) 価格:¥ 1,087(税込) 発売日:1993-04-01 |
…そいつは蜜蝋で女の人形を作っていた。人形の首には小さなナイフが刺さって喉を掻き切っている。
アグネス・レッドハードは,友人だったイサボーの遺体を発見して以来,服屋の2階の自宅に閉じこもっている。稼ぐ事ができないのでお金がなく,腹ぺこ,そして孤独だった。イサボーの家に寄った時,マントを被った人物に出会う。直後にイサボーを発見。しかしマントの人物は徳の高い人で,とても犯人とは思えず,ウェストミンスターにメッセージを書いた。そして彼女の保護者は,フランシスコ派教会の近くへ来るようにと返事をする。
彼女はアパートの小姓に駄賃を渡して見張りをしてもらっている。しかしこの少年は,娼婦が何故化粧してないのか,自宅に引きこもっているのか,全く理解できず,メッセージも配達せずに駄賃を使い込んでいた。
お腹を空かせたアグネスが教会に向かうと,パンとチーズを積んだ車。少年が死んだ亀を投げ入れ騒ぎになった隙に食べ物を調達するアグネス。
彼女が受け取ったメッセージは,教会のお告げの祈りの鐘が鳴る前に待っていろというものだった。ところが,現れたのは,殺し屋だった。殺し屋は「さようならアグネス。お前は私を見たようだな。だが,私もお前を見たのだよ,知らなかったかね?」
その頃,コーベットとラナルフはウィンチェスター城を出発。今回のコーベットの仕事は,娼婦連続殺人,フランスのスパイ,そして,パドリコット。実はラナルフはコーベットと知り合う前からパドリコットを知っている。パドリコットは巧みに姿を変える詐欺師だが,殺人鬼ではないとラナルフは言う。
翌朝2人はロンドン入り。
ロンドンの自宅に到着すると,コーベットの妻ミーヴにより少し改築され,ミーヴの故郷ウェールズチックに変わっていた。
ミーヴのウェールズ時代からの使用人,グリフィンとアナの夫婦が出迎えたが,コーベットはまだミーヴに知らせないようにと口止め。
#ミーヴは外国人なんですよね。初めてミーヴに出会った時,エオウィンみたいと思ったけど,まさにゴンドールの大将に嫁入りしたエオウィンもこうするだろな~な感じ(笑)
さてラナルフに話しかけようとすると,既に彼はトンズラ(笑)しょうがないのでグリフィンにラナルフが置いたバッグを運ぶよう頼むが,爺さん英語はわかりましぇんなフリ(笑)
部屋を覗くと,ミーヴは刺繍中。これを見てコーベットはドキッ。彼女は刺繍好きでなく,これをやっているのは怒っている印。
…しばらく改装された部屋を眺めていると,妻が人の気配を察知。コーベットに気づくと飛んでくる。ひとしきり再会を喜ぶと「何故知らせてくれなかったの?ナイトはナイトらしくしなきゃ」
「知ってたの?」
妻は怒ってないように見える。
「何故?旦那が帰ってきたのよ」
「ナイトになった事?」
「旦那様,あなたはナイトですよ」
「奥方様,実は私達はウェールズに行けないのです。あなたは叔父様に会えないのです。」
「いかにもいかにも,私達はウェールズには行けません。でも私は叔父様には会うわよ。」
「え?」」
「叔父様が来るのよ。マルトートに招待状を持たせたの」
叔父さん,すなわちモーガン卿がうちに来る!そいつは想定外だ(笑) ミーヴ曰く,2ヶ月の滞在予定(つまり半年(爆))
また,コーベットの留守中にドゥ・クラオンが自宅を訪れていたのも心配。娘エリノアの様子を見るコーベット。しかし,ようやく落ち着いて,アナの料理でも頂く事にする。
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