路の端っこから
ときどき
声がすることがある
「おれも一緒に連れて行ってくれ」と
雨上がりの朝には とくに
砂にまみれた小石が 懸命に
人生は
風に転がってゆく小石のようなもの
だから
遠ざかれば 遠ざかるほど
軽々となってゆくこころ
ぼくの旅は
まだまだ続つづく
ぼくにいのちがある限り
この地上に
風が吹いている限り
ときどき
声がすることがある
「おれも一緒に連れて行ってくれ」と
雨上がりの朝には とくに
砂にまみれた小石が 懸命に
人生は
風に転がってゆく小石のようなもの
だから
遠ざかれば 遠ざかるほど
軽々となってゆくこころ
ぼくの旅は
まだまだ続つづく
ぼくにいのちがある限り
この地上に
風が吹いている限り