詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

逆説 (写真は彫刻家になりたかった僕の目標アイヌ人彫刻家ビッキさん)

2008年01月09日 | 日記
自分だけの幸せなんかを求めるから
人間はだんだん 不幸せに
なってしまうのかもしれない

ぼくの場合は
母の介護があって
仕事場と病院や家との往復の十数年間
一泊どまりの旅行ももう二十年くらい
行ったことがない

明日は
いつも風まかせ
ぼくの唯一の友達はといえば
野良犬や 野良猫たち

人間は 誰もが
一度きりのこの世を
さすらう旅人だから
自分にしかない
人生を楽しむもいい

ただやるべき事がある時は
それを
黙々とやるしかない

なにか一つでも
この世のためになることを
やるのが人生だと思うから
まだまだ ぼくは
幸せな人間
まだまだ ぼくは
生きてゆきたい

「枯葉剤」(史上最も猛毒のダイオキシン)についてー

2008年01月09日 | 歴史
数日前のTBS系「テレメンタリー」という番組は、最近では珍しい正攻法のドキメンタリー番組だった。けれども、こんなに素晴らしい作品を、深夜でしか放送できないという国とはちと淋しい。

米軍が、ベトナム戦争時にばら撒いた枯葉剤によって、数十年以上たち、孫たちの時代だというのに、去年だけでも、最も重症の奇形児(結合双生児)だけでも二桁もいたのだという(中絶で判明)
元気なドクちゃんの生活や、ベトちゃんの49日も放送していた。

アメリカは現在まで、謝罪どころか、枯葉剤と結合双生児等の奇形児との関係を一切認めていない。アメリカは、なんと恥知らずな国なんだろうかと思う。

日本への原爆投下もそうだし、イラクでの劣化ウラン弾もそうだけど・・ナチスドイツのユダヤ人約600万人虐殺と同様に、これはもはやジェノサイド(民族抹殺)である。白人種ではないゆえの・・

さらにアメリカや日本の官僚(林野庁)が犯罪的なのは、その枯葉剤の詰まったドラム缶を日本中の山林に野晒しにして・・
1960年代から70年代の日本が、世界一の奇形児が生まれた国だったという歴史だ。
これについては、少し前のNHKラジオで、その道の第一人者の明治大学の女性教授が詳しく話していたのを聞いたことがある。