詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

ライク・ア・ローリング・ストーン

2008年01月26日 | 日記
もうじき 春だというのに
生きることは ますます困難

こんど病気や怪我に
遭遇してしまったら
この国で この年での
三万何番目かの自殺者に
なってしまうかもしれないし
千数人目かの餓死者に
なってしまうかもしれない

それでも
転がりつづける石のように生きてゆこう
転がりつづけることで
還ってゆくべき場所が
見えてくるまで

吹き過ぎてゆく風に
行く先を聞かれて 
ふっと
「還るんだ」と
つぶやいてたぼくがいる

国民の怒りの原因を全く理解してない高給官僚や与党政治家だと思う

2008年01月26日 | 政治
道路特定財源やガソリン税・自動車重量税等の暫定税率について、日本人が怒りを覚える二つの理由をまるで理解していないと思う。自殺者はもう十年間三万人以上だし、餓死者は年間千人以上で、独居老人の死亡も倍倍に増えつつあるのが現状だ。

国民の怒りの理由はー
道路建設だけに使うと言いながら、長い間国民をだまし続けて・・自分たちのテニス・ゴルフ・ゲートボールの娯楽のためや、自分たちの豪華な宿舎等の利益のために使い続けてきながら・・「法律的には問題ない」などという居直る態度だ。(さらに最悪なのは、公明党の冬柴大臣や国土交通省次官からの謝罪がないことだ。)

もう一つの怒りの原因はー
理不尽に高価な石油というものが、単に個々のドライバーの問題ではなくて・・すべての物価高や世界一の生活費の原因である点だ。
それは、トラックでの輸送費や漁船の燃料や、工場での燃料や農家でのハウス栽培等のすべての生産・流通活動での経費増となって物価高の原因となるという点だ。灯油高ももちろん。
これほど貧困に苦しんでいる国民を、さらに物価高で苦しめる最大原因だ。
年金・雇用保険もまた、厚生労働省や社会保険庁官僚によって同じ運命だが・・

ー古い俳句帳からー (1)

2008年01月26日 | 日記
百数段駆け降り満月掬い飲む

切り株に新芽と震えて春遠し

心中の野に滅ぶべし鬼剣舞

神殿の屋根すれすれに冬鴎

氷上の銀河砕けば始発列車

海霧(ガス)に船春遠ければ海猫(ごめ)の河

捨て猫のまた一匹がブス・ブ男?

悪魔かも廃線駆けゆく犬ニ匹

リストラの日は薔薇のワインついに開け

錆付いた貨車見送ればタンポポの野

何もする気がない日は「時実新子川柳集」を読む

2008年01月26日 | 日記
ぬかるみを越えたら言おうその言葉

ガム幾万吐き捨てられて沖縄よ

れんげ菜の花この世の旅もあとすこし

何だ何だと大きな月が昇りくる

愛こうやはるかはるかにさくら散る

日との世に許されざるは美しき

わが胸で伐採音の絶え間なし

嘘のかたまりの私が眠ります

慣れぬ町きょうはポストに会釈して

うしろから目隠し神か仏かな

ビール缶ぺこんと暮らし荒れてゆく

手が好きでやがてすべてが好きになる

草の駅あのころ汽車は恋だった

熱帯魚わたしにはない価格札

心という厄介なもの眠らせず