詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

洞爺湖2 (詩NO5)

2008年01月22日 | 日記
約一万年ほど前
日本列島中の山が噴火してた頃
羊蹄山(蝦夷富士)が隆起して
その反動で
洞爺湖が陥没したんだという
最北端の不凍湖で
島のひとつには最北端の円空仏

中学での夏休みに 
自転車で洞爺湖一周した時に
湖岸で砂にはまって
動けなくなってた車を押してやって
千円もらったことがあった

(詩 NO3) 洞爺湖

2008年01月22日 | 日記
初めてデートしたのが洞爺湖だった
二人だけでボートに乗ったのもこの湖
君の哀しそうな瞳だけを
いつまでも覚えている

君はアイヌの痩せこけた少女で
ぼくはといえば
ランサムの「アマゾン号とツバメ号」を読んで以来
自分だけの舟が欲しくて
吹雪だろうと 嵐だろうと
休まずに牛乳配達していた

今だったら
山ほど聞きたいことがあるのに・・

湖底深く沈んだ
樹々の差し交わす枝だけを
見つめ合ってていた

遠くの対岸には
煙たなびく有珠山と
ぼくが休みの度にアルバイトしていた
ドライブインのバスの群れ