先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

ロシアの核魚雷で、2011.3.11東北大地震時の大津波が起こせる?

2018年08月01日 23時53分12秒 | 日記

ニューズウィークの記事によると、ロシアの核魚雷は、数十メガトンの爆発力があって東北大地震以上の津波が起こせるという。これを原子力潜水艦でアメリカ西海岸でぶっ放せば、ロスアンジェルスを一夜にして壊滅できるから、アメリカはロシアを包囲するミサイル基地を撤去しろというわけ。 数十メガトンの爆弾とは、一体どういうものだろうか?

広島の原爆は13キロトン、長崎の原爆は20キロトン、1953年に行われたマーシャル諸島の水爆実験は10.4メガトン、最大の爆発力の水素爆弾は5千万トンと言われているが、いずれにしろロシアの数十メガトン核魚雷は水素爆弾魚雷と言うことか? しかし津波を起こすには、大量の水の隆起を起こさないといけないから、核爆弾のように瞬間的に大衝撃が起こっても津波に派ならないのでは? アメリカの核物理学者も一時期そういう考えを出していた。ただ、ロシアの兵器を過小評価するよりも過大評価したほうが予算を取れやすいだろうから、変節したのか、意見を変えている。以下ニューズウィークの記事::::、 

核魚雷も搭載可能な水中ドローンは、プーチンの終末兵器だ Russia Insight/YOUTUBE

<プーチンが3月に発表した無敵の核兵器は、3・11も上回る大津波を発生させる可能性があると専門家が警告>

 

ロシアが誇る最も高度な最新兵器の1つ、魚雷を搭載した水中ドローン(無人機)は、放射能に汚染された津波で米沿岸部一帯を壊滅させるおそれがあると、今週専門家が警告した。

全面的な兵器刷新計画の一環としてロシアが開発したこのシステムは、この種の兵器としては威力、速度ともに最高で、画期的な性能を持つとされる。核魚雷が発射されれば、その衝撃波で2011年に日本の東北地方を襲った大地震と津波に匹敵するか、それ以上の惨事が起きるおそれがある。東日本大震災では、死者は1万6000人近く、福島第一原子力発電所の1〜3号機がメルトダウンする史上最悪クラスの核災害が起きた。

「海岸近くで20〜50メガトン級の核兵器を発射すれば、2011年の津波に匹敵するか、条件しだいではそれをはるかに上回るエネルギーを生み出せる」と、核兵器に詳しい物理学者のレッックス・リチャードソンは4月24日、米ニュースサイトのビジネスインサイダーに語った。「海底を大きく隆起させることで、高さ100メートルにも及ぶ津波を起こせる」

 

 

これには否定的な見解もある。ローレンス・リバモア国立研究所(カリフォルニア州)の核物理学者グレッグ・スプリッグスは、核爆発で津波を起こすという考えは「全くもってバカげている」と以前に語っていた。ただ、スプリッグスも、米政府が2月に発表した「核態勢の見直し」(NPR)とロシアのウラジーミル・プーチン大統領が3月1日に議会で行った年次教書演説の内容を受けて、津波を起こすための核の使用は「無駄」だとしながらも、「起こすことは可能だろう」と認めた。

「都市バスター」の破壊力」 

プーチンは3月の年次教書演説で、原子力推進の水中ドローンを軍事目的で開発したと公式に認めた。既存の原子力潜水艦と比べ、原子炉のサイズは100分の1だが、威力はより大きく、最高速度は200倍にも達するという。

プーチンによると、水中ドローンは「大陸間の極めて深い海中を潜水艦の何倍もの高速で移動できる」。「静かで、操作性が高く、敵につけこまれるような脆弱性は皆無と言ってよく、これに耐えうるものは今の世界には存在しない」

愛称公募で「ポセイドン」と名付けられたこのシステムは、以前から専門家や当局者が推測していた通り、「通常弾頭だけでなく核弾頭も搭載でき、軍用機の発進拠点、沿岸の防衛施設、インフラなど多様なターゲットを攻撃できる」と、プーチンは述べた。

こうした兵器の開発計画は、2015年9月、米ニュースサイト・ワシントン・フリー・ビーコンが初めて報じた。同サイトは米国防総省筋の話として、ロシアが「何十」メガトン級もの爆発力があり、長距離を高速で移動できる、「都市バスター」と呼ばれる核魚雷搭載の潜水艦を建造中だと伝えた。米国防総省はこの計画を「カニヨン」と呼んでいた。


富士通が携帯販売事業売却で、個人向け事業清算

2018年08月01日 22時48分07秒 | 日記
 
言うは易し、行うは難しでだが、富士通が携帯事業からも撤退し、完全に個人向け事業は清算するという。しかし、ホームページを見ると、個人向けパソコンはまだ売っているし、携帯にしろ将来展望があったから参入したのであろう。アメリカ流の割りきったビジネスが良いのだろうか? IBMが20年くらい前にパソコン事業をLenovaに売却してそこからThinkpadが継続して販売されている。富士通もパソコンもサーバーのみを開発して法人のIT需要に対応するのだろうか? 富士通はかって大型コンピューターではIBM
の製品のデッドコピーをしてきたが、将来の経営もIBMのまねをすべきではない。しかし富士通は日本型経営をやれないのだろうか? 
 
以下、富士通の携帯事業売却の日経のニュース:::::
 
富士通パーソナルズは100店舗以上の「ドコモショップ」を展開してきた
 
富士通が携帯販売事業を売却することが日経ビジネスの取材で明らかになった。カーナビ、パソコン、インターネット接続、そして、携帯端末の開発・製造に続く個人向け事業の売却だ。富士通はこれで個人向け事業からの撤退がほぼ完了することになる。
 
富士通が売却するのは完全子会社、富士通パーソナルズ(東京・港)の携帯販売ビジネス。グループでNTTドコモ向け携帯端末を販売する「ドコモショップ」を全国で100店舗以上展開している。富士通パーソナルズの2018年3月期の売上高は法人向けのパソコン販売事業と合わせて1296億円。その半分弱を占めるとみられる携帯販売事業が売却対象となる。

 すでに複数回にわたり入札を実施し、売却候補先を絞り込んでいる。現時点で住友商事系で携帯販売最大手のティーガイアと伊藤忠商事系のコネクシオなど数社が残っている。7月下旬に最終入札を実施、近く売却先を決定する見通し。売却金額は最終的に300億~400億円前後になる可能性がある。

富士通は電機大手系として踏ん張っていた
●主な携帯販売会社の店舗数
注:各社の公表資料から作成

 富士通は自前で手掛けていた携帯電話端末の開発・製造事業も今年1月に投資ファンドのポラリス・キャピタル・グループ(東京・千代田)に売却することを決めている。同事業はNTTドコモ向けの機種を製造し、収益も安定していたが、競争激化の中で新機種の開発コストなどもかさんでいた。端末の開発・製造事業の売却で販売ショップを持つ意味も薄れたと判断した。