日経によると三菱UFJ銀行は、ATM8、141台を6,700台まで減らすという。背景は決済が現金ではなくなってきたからという。郵貯銀行のATMが約3万台。それにしてもコンビニの店舗数は6万店舗あり、ATMは、コンビニ店舗数以上だろうが銀行ATMよりはるかに多いから、いずれコンビニATMも減らすことになるだろう。
三菱UFJのATMは18年3月末時点で8141台ある。ゆうちょ銀(約2万9千台)を除き最大で、三井住友銀(約5800台)やみずほ銀(約5700台)を大きく上回る。これを18年度を含む6年間で6700台程度まで減らす方向だ。
ATMの削減に向かうのは、顧客の利用状況が変わってきたためだ。三菱UFJのインターネットバンキングの利用客数は過去5年で4割増えた。スマートフォン決済の普及や紙の通帳利用の減少傾向を機に、ATMの削減方針にカジを切る。
三菱UFJはスマホ決済のアプリを開発しているほか、来年度にもネット通帳で過去の取引を10年分見られるようにするなどネット取引の利便性を高める。業界ではQRコードを使う決済の規格統一が動き出している。同行は既存のATM網にかかるコストを下げつつ、成長の期待できるネット取引に経営資源を振り向ける。