先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

最古の巨大恐竜を新発見、進化や超大陸の新説浮上 中国

2018年08月09日 23時20分18秒 | 日記

BBC報道によると、新たに発見された恐竜が、中国の地史を塗り替えるかもしれないという。考古学も新事実発見で書き換えられるということ!

リンウーロン・シェンキのイラスト。この名は「霊武(リンウー)の驚くべき竜」という意味

首の長い大型恐竜、竜脚下目に新たに加えられた「リンウーロン・シェンキ」は、1億7400万年前に中国北部に生息していた。この時期、東アジアはすでに超大陸パンゲアから分裂していたと考えられている。しかしリンウーロンの存在が、この定説を覆す証拠になるかもしれない。超大陸パンゲアについては、ページ最後に記載。

リンウーロンはブロントサウルス、ディプロドクス、ブラキオサウルスなどが属する新竜脚類に分類されるが、本来ここに分類されるべきではない。なぜなら、中国北部に他の新竜脚類が現れる1500万年前に出現しているからだ。

この研究を発表した英インペリアル・コレッジ・ロンドンのフィリップ・マニオン博士は、今回の発見は「二重に驚くものだった」と話した。

マニオン博士はBBCニュースに対し、「これは(新竜脚類で)最古の恐竜と言うだけでなく、アジアで初の発見。長い間、新竜脚類はジュラ紀の間はアジアに拡大していなかったと思われていた」と説明した。

超大陸パンゲアはジュラ紀に分裂を始めていた。巨大な紅海のような海が出現して現在の中国とパンゲアの残りの部分を分け、動物の行き来を阻んでいた。

マニオン博士によると、「今回の発見は新竜脚類がこうした障壁ができる前にアジアに入り込んだことを示唆しているが、障壁があったのはごく短期間ではないかという地理的な証拠もある」という。

新竜脚類は現在、北米や欧州、アフリカとなったパンゲアの広範囲に生息していたが、1億6000万年前以前の化石は見つかっていなかった。

Silhouette of lingwulong, showing a dinosaur with a long neck and tail, and a head about 1m longImage copyright Shi Aijuan Image caption リンウーロン・シェンキの骨格図。白い部分が今回発掘された。

リンウーロンは、新竜脚類で最古の恐竜となった。さらに、この種族の恐竜がこれまで考えられていたよりはるかに進化していたことが判明した。多様化が始まったのはジュラ紀中期と思われていたが、少なくとも初期へと繰り上げられた。

小惑星の衝突で絶滅した「失敗作」だという主張とは裏腹に、恐竜は何百万年にもわたって進化と適応を成功させてきた。火山の大規模噴火によるいくつかの大量絶滅を乗り越え、生き延びてきた。

リンウーロンの発見はこうした見方をさらに裏付ける証拠だと、アルゼンチン・サンフアン大学の古生物学者セシリア・アパルデッティ博士は語る。

アパルデッティ博士はBBCの取材に対し、「竜脚下目に新たに加わったリンウーロンと、パタゴニアで発見された竜脚下目の祖先と考えられるインゲンティアは、恐竜が進化の初期段階から体の構造を革新させる類まれな能力を持っていたことを示している」と話した。

「この能力によって恐竜は何百万年もの間、地球上のあらゆる生態系を支配し数を増やした。この「解剖学的多能性」が恐竜の進化の鍵の一つとして、恐竜を地球上の生命体の中で最も成功した脊椎動物の一種にした」

パンゲア大陸は、ペルム紀から三畳紀にかけて存在した超大陸である。

 

古生代ペルム紀の終わり、2億5000万年前ごろに、ローレンシア大陸、バルティカ大陸、シベリア大陸などすべての大陸が次々と衝突したことによって誕生し、中生代三畳紀の2億年前ごろから、再び分裂を始めたと言うのが通説だが、「リンウーロン・シェンキ」は、1億7400万年前に中国北部に生息していた。この時期、東アジアはすでに超大陸パンゲアから分裂していたと考えられているが、もしそうなら、分裂が障壁となり東アジアの北部に、「リンウーロン・シェンキ」は存在しえないことになる。バンゲア大陸の歴史も変わることになると言う発見だというわけ。


自動車企業の先行き

2018年08月09日 10時58分06秒 | 日記

自動車会社の第一四半期決算が出そろった。トヨタ、日産、ホンダ、マツダを見てみた。トランプ関税政策や、検査における不正(スバル、マツダと日産)などで各社各様。どこも先行き洋々としているようなことは一切ない。せいぜいホンダは、社員の意思疎通もよく、活性度が高いというのが世の中の評価だが、流石それを反映して業績もよさそう。マツダも、デザインで気を吐いていてここも景気よさそう。これからガソリンやディーゼル車は排除されるのに、日産以外はEVに力を入れていない。世界的趨勢に合致する戦略を出していないのはなぜだろうか?自動車メーカーだけでなく、電気メーカー、炭素繊維などの車体メーカーを含めた合従連衡が始まる前触れか?

 

トヨタの第一4半期決算

日産の第一4半期

ホンダの第一4半期決算

スバルの第一4半期

 

マツダの第一4半期


東芝再生は、至難の技では?

2018年08月09日 09時53分19秒 | 日記

2018年度第一四半期の決算が各社から公表され終わった。その中にあって、巨額な累積損を子会社東芝半導体メモリー売却で四苦八苦していた東芝に注目が集まって、その先行きに不安を抱かせてしまった。

東芝の損益キャッシュフローは、当期損益が1兆円なるのは東芝半導体と東芝病院の売却で、本業では売上、営業損益とも減少している。同業の日立がこの下の損益キャッシュフローから見ると、売り上げが4%、利益も10%伸ばしており、しかも佐谷その下に掲載した東芝のセグメント別事業も核となる事業が見当たらず、一帯東芝はどうなるか懸念される。、

日立の損益キャッシュフロー