今回は中倉山を石塔尾根末端、導水管を渡ったところから登ってみます。
悪場はキレットだけ、それも南側を巻けば問題はない、という情報だけを頭に詰め込み、いざ出陣。
帰りのことは何も考えていません。
今日は親水公園駐車場へ駐車。手前の無料駐車場ともに誰もいません。
7時過ぎ、導水管を渡りきったところからてきとうに登り始めます。
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まず目指すはあの天ぺんにある木、
急斜面ではありますが、登りやすいためぐんぐんと高度を上げていくことがきます。
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途中から現れる鹿避けネットにほぼ沿っての登行が続きます。
が、そこで問題あり、
平地でよく見かける衣類にくっ付く草の種(キク科の雑草)がそこらじゅうに生えています。
待ち構えていたかのように、あたしのズボンと手袋に引っ付いてきます。 これには参ったまいった。
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それでもかまわずに天ぺんを目指していきます。
天ぺんに出れば視界は360度、遠く国境稜線まで見えてきます。
ここでズボンと手袋に引っ付いた草のタネをタンネンに取り払います。
松木沢側はスパッと切れています。 この先撮影のときは注意が必要です。
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ここを下るといよいよキレットが現れるのかな? ここからコルへ向けていったん下りになります。
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現れました赤いコブ、先日お会いした東京の方の言ったいたキレットがあれか・・・
岩はぽろぽろと脆く乗り越えられないとのこと・・・ とりあえずあのコブまで行ってみます。
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えっ? こんなのが乗り越えられないのか・・・
岩はぽろぽろ、掴んだ先から崩れます。 無理です。 登れません。
コブの左基部に踏み跡らしきものが見えます。 行ってみましょう。 もしかしたらこれが「南を巻く」ということなのか?
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コブ基部を南側から巻くように進みますが、コブを越えた先のコルまでにルンゼをトラバースしなければなりません。
イチかバチか・・・ やめます。 落ちたら確実に死にます。 万事休すか・・・
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コブを見上げればここからどうにか登れそうです。 慎重にホールド確かめながらコブの頭まで登ってみます。
が、
這い上がっては見たものの、万事休すか・・・ お天気は良いし、山がきれいだなぁ~
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よく見ると右前方へ落ちるルンゼ(上の写真日陰部分)が使えそうだ。
北側を2mほどルンゼに下り、そのままルンゼを稜線方向へトラバースしこぶの先まで進むことができそうです。
ほんの少し余裕も出てきたので、振り返りここまでの悪尾根を記念に1枚
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足元は相変わらず不安定なので、慎重にルンゼへ下りてみます。 当り! ルンゼの左側面をトラバースしていけばコブの先へ出られそうです。
ここも慎重に進みます。 傾斜はきつくはありませんが、足を滑らせたら間違いなくこちらでも死ねます。
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無事コブの先へ出ることができました。
これで悪場のキレットも終了かぁ~ 安堵もつかの間。
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小さなキレットが現れました。
長さは2mに満たないくらいですが、両側がスパッと切れ落ちたナイフリッジになっています。
ナイフリッジを渡ることができたとしても、その先が小さいながらも岩の壁になっています。
もし岩がホールドもおぼつか無い様な脆い岩だったなら、進退窮まってしまうのは違いありません。
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またまたイチかバチか、落ちないように慎重にナイフを渡ってみます。ここでも落ちたら死ねます。
案の定、渡りきった先の岩(日の当たった白い岩)は脆く、掴んだ岩もぐらぐらしています。
ここまで来て最初の赤いコブまで引き返す・・・、 万事休すか・・・
それもまた面倒なこと、どうにかこの岩をを越えてみます。
掴んだぐらついた岩が剥がれないよう慎重にホールドしていきます。
案ずるより産むがやすし、上部は意外としっかりしています。 なんなく突破できました。
ちびってはいませんが、足が震えています。
こんな思いは初めて、昔、夏の一ノ倉で第3ルンゼをノーザイルで登った時でも、足は震えなかったのに・・・ 鈍くなってしまった~
越えた先の安全地帯からキレットを振り返り
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最初のコブからここまで8分もかかっています。 ここは素直に最初から巻道を利用した方が良いと思います。
まず何よりも危険です。
もう悪場はないようです。 しばらくは足の震えが止まりませんでしたが、恥ずかしながら安堵感がこみ上げてきました。
この先も慎重に右上のピークを目指します。
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先へ進んだところから振り返ってみると、キレットの下の方に踏み跡が確認できました。
あれが巻道なんでしょうね。
月が中倉山へ隠れようとしています。
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目指したピークへ着きました。
今日の目的地は中倉山から沢入山、時間はたっぷりあるのでのんびりと周りの風景を楽しみます。
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大平山が大きい、 大ナギ沢右岸尾根がよく見えます。 遠くは三俣山ですね。
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これから辿る尾根はガレてはいますが、危険な所は全くなさそうです。
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ここまでくればもう急ぐこともないので、のんびりと写真を撮りながら進んでいきます。
上の方からギィーギィーと吠えるような音が聞こえてきます。
鹿ではないようですが・・・ なんでしょうかね?
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分かりました。 サルさんたちです。
あたしに気付いたサルさんたち、井戸沢左岸尾根の急傾斜をひょこひょこと下っているではありませんか。
すごいなあんな斜面をいとも簡単に下っている・・・ あたしには真似できません。はい
と、見上げると、サルさんが2頭であたしのぎこちない尾根登りを観察しているではありませんか。
そこは今からあたしが行く所、襲ってこられては困るので石を投げて追い払っておきます。ゴメンね
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緊張が続く中、少しばかりの秋の名残になんとなく心癒される思いです。
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気持ちの良い岩尾根は続きます。
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1146mの標高点です。
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ここからは歩きにくいザレた尾根に変わります。
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最後のコブまで来ました。 石塔(たぶんあの岩のこと)が近づいてきました。
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広い岩尾根に変わってきました。
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ここまで登ってくると高度感が出てきますね。
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尾根には灌木が出てきます。 そのころから西側の樹林の中を登るようにしましたが、
登りにくいので、なるべく尾根に忠実に上るようにします。
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石塔までもう少しです。
樹林の中に目印が出てきました。これに導かれるように歩いてゆけば石塔岩基部に出ます。
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基部からは中央に見えるルンゼに沿って登れば肩に出ます。
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こうやって見るとガマ親分のように見えます。 ガマ親分? 今現在半世紀を越えて生きている人でないとわかりません、ガマ親分。
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9時半を少し回ったところ、ここからは下山のことを考えながら山頂を目指します。
まだ早いのでオロまで行き、塔ノ峰を経由して適当に仁田元沢へ下りるか、それとも井戸沢右岸尾根を下るか・・・。
前者ではたぶん時間が足らなくなるかもしれないし、後者は興味が薄い、ここは登りにとっておこう・・・
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さて、山頂まではいつもの山岳風景を写真に撮りながら展望を楽しみます。
大平山から三俣山方面が美しい。
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10時、中倉山山頂に到着。 取付きから3時間がかかったことになります。
10月には無くなっていた山頂の山名板が元に戻っています。
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風も穏やかで気持ちが良い。 誰もいないのでさらに爽快。
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とりあえずは沢入山に向かうことにします。
シゲト山から三俣山までの気になる尾根がクリヤーに見えます。
そして、先週登った大平山丹平治右岸尾根がはっきりと分かります。
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おっと、 こんなものまで出現してしまったとは・・・酔狂なこと。
根元に石ころ積まれて気の毒な「孤高のぶな」 このままでは石を積まれたところの草は枯れるな。
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こんな絵を紹介してしまうから悪いのか?
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のんびりと写真を撮りながら沢入山を目指します。
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そうだ、オロ北側の例の大地、1682mのあの尾根へ行ってみることにしよう。
時間的にきつくなったら、中倉まで戻ってハイキングルートを下ればよい。
そうすることにします。問題はオロの北側尾根の藪の濃さです。
全く前情報をつかんでいないので何とも言えませんが、難儀が予想されます。
Nikon D700 AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR
悪場はキレットだけ、それも南側を巻けば問題はない、という情報だけを頭に詰め込み、いざ出陣。
帰りのことは何も考えていません。
今日は親水公園駐車場へ駐車。手前の無料駐車場ともに誰もいません。
7時過ぎ、導水管を渡りきったところからてきとうに登り始めます。

まず目指すはあの天ぺんにある木、
急斜面ではありますが、登りやすいためぐんぐんと高度を上げていくことがきます。
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途中から現れる鹿避けネットにほぼ沿っての登行が続きます。
が、そこで問題あり、
平地でよく見かける衣類にくっ付く草の種(キク科の雑草)がそこらじゅうに生えています。
待ち構えていたかのように、あたしのズボンと手袋に引っ付いてきます。 これには参ったまいった。
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それでもかまわずに天ぺんを目指していきます。
天ぺんに出れば視界は360度、遠く国境稜線まで見えてきます。
ここでズボンと手袋に引っ付いた草のタネをタンネンに取り払います。
松木沢側はスパッと切れています。 この先撮影のときは注意が必要です。
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ここを下るといよいよキレットが現れるのかな? ここからコルへ向けていったん下りになります。
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現れました赤いコブ、先日お会いした東京の方の言ったいたキレットがあれか・・・
岩はぽろぽろと脆く乗り越えられないとのこと・・・ とりあえずあのコブまで行ってみます。
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えっ? こんなのが乗り越えられないのか・・・
岩はぽろぽろ、掴んだ先から崩れます。 無理です。 登れません。
コブの左基部に踏み跡らしきものが見えます。 行ってみましょう。 もしかしたらこれが「南を巻く」ということなのか?
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コブ基部を南側から巻くように進みますが、コブを越えた先のコルまでにルンゼをトラバースしなければなりません。
イチかバチか・・・ やめます。 落ちたら確実に死にます。 万事休すか・・・
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コブを見上げればここからどうにか登れそうです。 慎重にホールド確かめながらコブの頭まで登ってみます。
が、
這い上がっては見たものの、万事休すか・・・ お天気は良いし、山がきれいだなぁ~
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よく見ると右前方へ落ちるルンゼ(上の写真日陰部分)が使えそうだ。
北側を2mほどルンゼに下り、そのままルンゼを稜線方向へトラバースしこぶの先まで進むことができそうです。
ほんの少し余裕も出てきたので、振り返りここまでの悪尾根を記念に1枚
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足元は相変わらず不安定なので、慎重にルンゼへ下りてみます。 当り! ルンゼの左側面をトラバースしていけばコブの先へ出られそうです。
ここも慎重に進みます。 傾斜はきつくはありませんが、足を滑らせたら間違いなくこちらでも死ねます。
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無事コブの先へ出ることができました。
これで悪場のキレットも終了かぁ~ 安堵もつかの間。
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小さなキレットが現れました。
長さは2mに満たないくらいですが、両側がスパッと切れ落ちたナイフリッジになっています。
ナイフリッジを渡ることができたとしても、その先が小さいながらも岩の壁になっています。
もし岩がホールドもおぼつか無い様な脆い岩だったなら、進退窮まってしまうのは違いありません。
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またまたイチかバチか、落ちないように慎重にナイフを渡ってみます。ここでも落ちたら死ねます。
案の定、渡りきった先の岩(日の当たった白い岩)は脆く、掴んだ岩もぐらぐらしています。
ここまで来て最初の赤いコブまで引き返す・・・、 万事休すか・・・
それもまた面倒なこと、どうにかこの岩をを越えてみます。
掴んだぐらついた岩が剥がれないよう慎重にホールドしていきます。
案ずるより産むがやすし、上部は意外としっかりしています。 なんなく突破できました。
ちびってはいませんが、足が震えています。
こんな思いは初めて、昔、夏の一ノ倉で第3ルンゼをノーザイルで登った時でも、足は震えなかったのに・・・ 鈍くなってしまった~
越えた先の安全地帯からキレットを振り返り
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最初のコブからここまで8分もかかっています。 ここは素直に最初から巻道を利用した方が良いと思います。
まず何よりも危険です。
もう悪場はないようです。 しばらくは足の震えが止まりませんでしたが、恥ずかしながら安堵感がこみ上げてきました。
この先も慎重に右上のピークを目指します。
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先へ進んだところから振り返ってみると、キレットの下の方に踏み跡が確認できました。
あれが巻道なんでしょうね。
月が中倉山へ隠れようとしています。
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目指したピークへ着きました。
今日の目的地は中倉山から沢入山、時間はたっぷりあるのでのんびりと周りの風景を楽しみます。
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大平山が大きい、 大ナギ沢右岸尾根がよく見えます。 遠くは三俣山ですね。
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これから辿る尾根はガレてはいますが、危険な所は全くなさそうです。
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ここまでくればもう急ぐこともないので、のんびりと写真を撮りながら進んでいきます。
上の方からギィーギィーと吠えるような音が聞こえてきます。
鹿ではないようですが・・・ なんでしょうかね?
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分かりました。 サルさんたちです。
あたしに気付いたサルさんたち、井戸沢左岸尾根の急傾斜をひょこひょこと下っているではありませんか。
すごいなあんな斜面をいとも簡単に下っている・・・ あたしには真似できません。はい
と、見上げると、サルさんが2頭であたしのぎこちない尾根登りを観察しているではありませんか。
そこは今からあたしが行く所、襲ってこられては困るので石を投げて追い払っておきます。ゴメンね
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緊張が続く中、少しばかりの秋の名残になんとなく心癒される思いです。
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気持ちの良い岩尾根は続きます。
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1146mの標高点です。
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ここからは歩きにくいザレた尾根に変わります。
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最後のコブまで来ました。 石塔(たぶんあの岩のこと)が近づいてきました。
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広い岩尾根に変わってきました。
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ここまで登ってくると高度感が出てきますね。
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尾根には灌木が出てきます。 そのころから西側の樹林の中を登るようにしましたが、
登りにくいので、なるべく尾根に忠実に上るようにします。
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石塔までもう少しです。
樹林の中に目印が出てきました。これに導かれるように歩いてゆけば石塔岩基部に出ます。
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基部からは中央に見えるルンゼに沿って登れば肩に出ます。
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こうやって見るとガマ親分のように見えます。 ガマ親分? 今現在半世紀を越えて生きている人でないとわかりません、ガマ親分。
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9時半を少し回ったところ、ここからは下山のことを考えながら山頂を目指します。
まだ早いのでオロまで行き、塔ノ峰を経由して適当に仁田元沢へ下りるか、それとも井戸沢右岸尾根を下るか・・・。
前者ではたぶん時間が足らなくなるかもしれないし、後者は興味が薄い、ここは登りにとっておこう・・・
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さて、山頂まではいつもの山岳風景を写真に撮りながら展望を楽しみます。
大平山から三俣山方面が美しい。
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10時、中倉山山頂に到着。 取付きから3時間がかかったことになります。
10月には無くなっていた山頂の山名板が元に戻っています。
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風も穏やかで気持ちが良い。 誰もいないのでさらに爽快。
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とりあえずは沢入山に向かうことにします。
シゲト山から三俣山までの気になる尾根がクリヤーに見えます。
そして、先週登った大平山丹平治右岸尾根がはっきりと分かります。
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おっと、 こんなものまで出現してしまったとは・・・酔狂なこと。
根元に石ころ積まれて気の毒な「孤高のぶな」 このままでは石を積まれたところの草は枯れるな。
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こんな絵を紹介してしまうから悪いのか?
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のんびりと写真を撮りながら沢入山を目指します。
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そうだ、オロ北側の例の大地、1682mのあの尾根へ行ってみることにしよう。
時間的にきつくなったら、中倉まで戻ってハイキングルートを下ればよい。
そうすることにします。問題はオロの北側尾根の藪の濃さです。
全く前情報をつかんでいないので何とも言えませんが、難儀が予想されます。
Nikon D700 AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR