御料車の外装。
今の天皇の御料車は漆をイメージしているらしいが、ゴキブリと言われてしまっている。
明治から比べれば、民間企業となったJR東が限られた予算の中から作っているのだから仕方ないと言えば仕方ない。
本物の総漆塗りなんて現代では夢のまた夢。
普段はこんな感じにガラス越しのため、窓ガラスに反射して中が上手く撮れないのだ。
外装も漆に金箔なんて、本当に動く宮殿だ。
それにしても、鉄博にも一部御料車は収蔵されているし、昭和天皇の御料車も大井町辺りのJRの車庫の奥の方にしまわれているが、それ以外のって、全て残っているのだろうか?
もし、廃棄してしまっていたら、本当にもったいないことだ。
昭憲皇后の金具はシルバーだが、明治天皇の金具は金だった!
そして、明治天皇の御座所の天井は御座所内の七宝装飾の櫛形壁。
蒼い色がきれい。
明治村HPより
この車輌は歴代の御料車の中でもっとも豪華な車輌といわれ、車内天井に張られた蜀江錦、御座所内の金糸の刺繍や七宝装飾、また螺鈿装飾、木画といわれる木象嵌など日本の伝統的な工芸技術の粋を集めたものといえる。
製造年代 明治43年(1910)