ふ心柱が浮いているところは、いわゆる、縁の下から見えて、撮影も可能だった。
地面から10cm浮いた28mの心柱が観れた。
ちゃんとライトアップされていたが、格子戸があって、分かりにくい写真になってしまった。
すると、親切な解説のオジサンが、飾ってあるパネルを撮るといいと、またもやナイスアドバイス。
なるほど、これは分かりやすい。
300年も昔の人がどうしてこんな免震法を考えついたのか本当に不思議だ。
この10cmの浮いた部分には、写真の通り揺れ幅を小さくするための小さな木が挟まっていて、心柱の揺れを小さくする役目をはたしている。
つまり、心柱は天井からぶら下がれているだけなので、大きな揺れだと、他の柱や壁にぶつかってしまう。
そこで、小さな木を挟むことで、
揺れ幅を小さくするという原理だ。
しかも、この挟んである小さな木は、その木より少しだけ大きい穴の中に納まっていて、その穴の幅しか動かないように免震されているそうです。
挟んだ木が揺れで外れない仕掛けだ。
また、10cm浮かしている、もう1つの理由は、地盤沈下で建物が沈んでも心柱が屋根を突き抜けないための工夫だそうです。
現在の五重塔は落雷で焼失したため、
200年前に同じ工法で再建されたものだそうですが、311も何ともなかったそうなので、本当にびっくりです。
構造物好きには、たまらない特別拝観でした。
300円
解説が書いてあるクリアホルダーつき。
1300円で愛想の悪い巫女のねーちゃんの方に行かなくて良かった(笑)