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大講堂から金堂の背面。
左手の東塔は修復中、完成は平成32年6月を予定。
右手の西塔
金堂には好きな仏像の1つである薬師如来と日光月光菩薩がいらっしゃる。
前回、体面した時は、東京国立博物館から戻られたばかりで、後ろの光背がつけられる前の珍しい御姿だった。
興福寺の阿修羅さまもそうだが、東博で観ると“美術品”のような美しさだが、寺院で拝すると仏様だなぁと有り難みを感じるので、何処で拝するかのいうのも重要なのかもしれない。
それにしても、薬師如来がお医者さんで日勤看護師が日光菩薩、夜勤看護師が月光菩薩で24時間態勢で御守りしてくださっていると最初に例えた人は素晴らしい。本当に分かりやすい。
ところで、改修中の東塔は教科書でフェロノサが「凍れる音楽」と例えた美しい塔で、薬師寺で唯一創建当時より現存している建物。
1300年の悠久の時を重ねてきた歴史をその姿から感じられる。
また、各層に裳階(もこし)といわれる小さな屋根があり、三重塔であるが一見六重に見えるのが特徴。
この大小の屋根の重なりが律動的な美しさをかもし出し「凍れる音楽」と呼ばれる所以となる。
■薬師寺 東塔
http://www.nara-yakushiji.com/guide/garan/garan_toto.html
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東塔の横では修理事業の写真パネルが展示されていた。
鐘楼の周りには沢山の蓮の鉢がおかれていた。
ロータスロードという蓮の花を巡りその時期だけの御朱印を戴く企画があるようだ。
いつかそんな時期にも来てみたい。
30分という短い時間ではあったが、好きな仏像のひとつである日光月光菩薩さまにもお逢いできてよかった。
■薬師寺 蓮の花 ロータスロード
2016年6月16日~8月16日
http://narashikanko.or.jp/lotus/yakushiji.html
http://narashikanko.or.jp/lotus/
■薬師寺 伽藍案内
http://www.nara-yakushiji.com/guide/garan/index.html
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