明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

後日談

2023-08-29 | ひとりごと
この出来事↓の後日談である。

待ちぼうけ - 明日は明日の風が吹く

先週土曜のこと。「土佐の高知の〇〇です~」今年も文旦先輩から電話がかかってきた。「急な話で申し訳ないですが、月曜日お時間ありますか?」前の記事↓3年ぶり-明日は明日...

goo blog

 


どうにも気になってこちらから電話したら、
高速バスの予約が取れなくて予定のバスに乗れず、約束の時間に行けなかった、
とのことだった。
で、昼間にかかってきた非通知の電話はやはりこの先輩からだった。
まぁ急病とか事故じゃなくてよかった。

「29日にお会いできませんか? 横浜の帰りに寄りたいと思ってます。
 今度は絶対に行きますから」

あらまた来阪されるの。暑い中、タフやなぁ。
と思いつつ、会う約束をして・・・今日は無事に会えましたよ





先輩は去年会った時より一段と腰が曲がり、数メートル歩いては小休止して腰を伸ばし、
また歩いては小休止、という状態。
「いずれ介護認定を受けてシルバーカーのお世話にならざるを得んでしょうな」と。

一回りも二回りも小さくなったようで、
写真を見ても小柄な私の方が大きく映っているではないか。(ちなみに私は150㎝48㎏)

「女房にえらく叱られまして。さすがに私も携帯を持つことにしました。
 カメラとか付いてない一番シンプルなのを女房が探してくれてます」

奥様グッジョブ。
この夫婦もケッタイな夫婦で、高知出身の先輩と東京生まれの奥様。
故郷高知で暮らしたい先輩とゼッタイそれはイヤな奥様。
息子二人は東京近辺にいるが2人とも独身(ってことは孫もいない)。
奥様は犬一匹と暮らしていたがそのワンちゃんも寿命を全うし、今はひとり。
「ひとりが気楽。友だちもいない田舎なんか行きたくないわ」
ということで折り合わず、ずーっと別居状態だ。
先輩もこの先、横浜に戻るつもりはないという。せっかくマンション買ったのにね。

「どちらも元気なうちはいいけど、これからどうするんですか。
 このままバラバラのままですか?」

明確な答えはなかったが、何か考えていることがあるのかもしれない。
私も失礼なことを訊いたもんだ^^;夫婦の在り方はさまざまだよなぁ。

「暑い時期に足元おぼつかないのに旅行なんかするなと叱られまして」
離れていても尻に敷かれている(^0^)

びっくりしたのがなんと先輩、住民票を横浜に置いたままだというのだ。
このままでは高知の高齢者対象のあれやこれやの恩恵が受けられないので
その手続きをするための横浜行きだったようだが、叱られてばっかりだったようだ。

そんな話をしながらご飯を食べて、
「このあと神戸三宮で同窓会に出ます。また来年会いましょう」と帰っていった。

来年はシルバーカーを押しながら来るのか?
いやいや私がシルバーカーを押しているかも。先のことはわからない。
会える時に会っておかないとね。
あとは先輩がちゃんと携帯を使いこなせるようになりますように。