風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

あのポテトチップス

2006年05月17日 | 食べもの帳
藤枝市へ出かけた折、時々立ち寄る酒屋さんがあり、一昨日も義父の墓参の帰りに寄った。
この前来たとき酒粕が置いてあった場所に、何か違うものがある。
そうだよね、もう酒粕の時期は終ったんだから…と、箱の中をのぞいたとたん、
「これってもしかして…」とつい手に取ってしまったのが菊水堂のポテトチップス。



『ぶらり途中下車の旅』に出ていたあの社長の…。
確か、日本で初めてポテトチップスを大量生産したという…。
お店の人に聞いてみたところ、「流通形態は多少変わったんですが、中身はそれです」とのことだった。
とにかく食べてみなくっちゃ。
いつもの日本酒とこのチップスを買った。

ネットで調べたら、間違いなかった。
テレビで見たとき、私は、初代社長の話を聞いて、とても感動した。
ポテトチップスを作るために渡米した情熱、商品化までの不屈の精神。
社名よりも、ポテトチップスの袋のデザインよりも、社長の話だけが私の心に残っていた。

ほんのり塩味がおいしくて、一度開封したら、なかなかやめられない。
頭の中では初代社長の話を反芻しながら、ポテトチップスはすっかり胃の中におさまった。