去年、盆休みが終わり、街がふだんどおりに動き出したころだった。
猛暑の中、いつものように商店街を通り、駅へと向っていた。
ふと、ある飲食店の方を見ると、シャッターに張り紙がされている
離れた場所からでも目を引く、太い筆文字が気になり、近くまで行ってみた。
それは、「休業のお知らせ」だった。
お盆の間、定休日は休まずお店を開けていたらしい。
振り替え休業日の告知が、相田みつを風の筆の運びで書かれている。
墨文字と余白の、黒と白の美しいバランスに、私はしばらく見入ってしまった。
その店に入ったことがなかったので、一度食べてみたいと思うようになった。
以来、「休業のお知らせ」など、店の張り紙を意識して見るようになった。
流れるような美しい筆文字で書かれたもの、パソコンでデザインをしてプリントアウトされたものなど、手書きにしても活字にしても、それぞれのお店の個性が表れているように思う。
それまで通り過ぎていたお店も、張り紙一枚で興味がわき、入ってみたいお店に変わる。
年末年始もいろいろ見て歩いた。
このゴールデンウィークが過ぎるころ、またあちこちで個性的な「お知らせ」に出会えそうな気がしている。
猛暑の中、いつものように商店街を通り、駅へと向っていた。
ふと、ある飲食店の方を見ると、シャッターに張り紙がされている
離れた場所からでも目を引く、太い筆文字が気になり、近くまで行ってみた。
それは、「休業のお知らせ」だった。
お盆の間、定休日は休まずお店を開けていたらしい。
振り替え休業日の告知が、相田みつを風の筆の運びで書かれている。
墨文字と余白の、黒と白の美しいバランスに、私はしばらく見入ってしまった。
その店に入ったことがなかったので、一度食べてみたいと思うようになった。
以来、「休業のお知らせ」など、店の張り紙を意識して見るようになった。
流れるような美しい筆文字で書かれたもの、パソコンでデザインをしてプリントアウトされたものなど、手書きにしても活字にしても、それぞれのお店の個性が表れているように思う。
それまで通り過ぎていたお店も、張り紙一枚で興味がわき、入ってみたいお店に変わる。
年末年始もいろいろ見て歩いた。
このゴールデンウィークが過ぎるころ、またあちこちで個性的な「お知らせ」に出会えそうな気がしている。