回向柱

2009年05月08日 | 健康・病気
話には聞いていましたが、善光寺の御開帳とはすごいですね。
善光寺事務局の発表によると、
大型連休(4月25日-5月6日・12日間)の参拝者が
計207万人だったそうです。
1日当たりは約17万3000人だった。

しかし、昨日は連休が終わったあとだからそれほどでもなかった。
私たちが回向柱に行ったのが10時前でした。
写真でわかるように、柱のまわりにはそれほど人はいなかった。

七年に一度の御開帳の時だけ、前立本尊を拝むことができ、
中央の阿弥陀如来の右手に結ばれた金糸は五色の糸にかわり、
白い善の綱として、本堂前の回向柱に結ばれる。
その回向柱にふれることは、前立本尊にふれるのと同じで、
御利益があるという。

どうして前立本尊にふれると御利益があるんだ?
と以前から思っていた不信心な私でしたが、
柱にさわっている人たちにまじって、
私も柱に掌をあてていたら、
なぜかしら胸が熱くなってきた。
隣の女房も目を閉じて柱をさわっていた。

私は、双子の息子たちをこの人と育ててきたことを思った。
貧しい稼ぎでよくやってきたと感謝する。
これからの“御利益”というより、
これまでなんとかやってこられたことを振り返って
胸が熱くなったような気がする。

コメント
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