昨日妻が、東武東上線若葉駅にあるワカバウォークのヤオコーで、柏餅を買っていた。
「あんたが好きな柏餅があったから買ったよ」という。
私はもう何十年も前から、
「スーパーや和菓子屋で売っている柏餅は、柏餅ではない」と憤っていた。
柏の葉で包まれたものが饅頭の形なんです。
おそらく工場の饅頭を作る機械で作るので、その形になるのだと思う。
でも私の柏餅は、饅頭の形ではない。
私が小さかったときに、母親と柏餅を作った。
柏の葉は、近くの親戚の家からもらってきた。
父と母が、臼と杵で餅をついてくれた。
餅をつく前に母が餡を作っていた。
私と母で柏餅を作った。
竹の子の皮に、餅を団子にしたものを置く。
竹の子の皮を半分に折って、その上から釜の蓋(厚くて重い)でつぶす。
餅が直系10センチほどになり、その真ん中に餡を載せて餅を半分に折る。
茹でておいた柏の葉でそれを包んで柏餅ができた。
今、普通に売られている柏餅は、ほとんどが饅頭の形のものが柏の葉に包まれている。
あれは、柏餅ではない !!(キッパリ)
毎年5月に、しかたなしに柏餅?を買って食べているが、
私がそのたびに「こんなのは柏餅ではない」と文句をいう。
そのことを女房は気にしていたのだろう。
昨日買った柏餅は、本当の柏餅だった。
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5月6日この柏餅を買ってきました。
今の柏餅はこのタイプばかりです。