食事が終わって台所で片づけものをしていた女房が、なにやらつぶやいている。
「な~に」
9時からBS朝日でやっている梶原一騎の番組を観ていた私が叫ぶ。
「この家、買ってよかったね」
テレビのあるリビングに来て女房がいう。
「ああ…」
「なんかこの家、中古で買ったような気がしないんだ。
私たちが建てたんじゃないかな、なんて思ったりする」
「そうか」
「私たちずーっとここで暮らしていたような気になるのよ」
なんか、それが私にもわからなくはない。
それぐらいこの家に、私たちが馴染んだということだと思う。
中古の家を買って最初に、玄関ドアとバルコニーを新しく交換した。
2人で壁紙を張り、和室の壁や台所のドアを塗装した。
女房は、フローリングを綺麗に磨いてくれた。
今年は、外壁と屋根を塗り替えて美しくなった。
この家は、まぎれもなく私と女房の家になった。
正月には息子たちの家族も来てみんなで食事をした。
あいつらもこの家を“実家”として認めてくれたと思う。
今年の12月が来るとこの家を買って2年になる。
月日のたつのは早いです。
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9月の九想話
9/1 東京五輪エンブレムの使用中止
9/1 当て逃げ
9/2 香・大賞
9/3 当て逃げ、その後
9/4 当て逃げ、に思う
9/5 べっかんこ鬼
9/5 幸せ床屋
9/6 ウォーキングができない
9/7 今の短歌
9/8 歯の治療
9/9 Facebookで友に会う
9/10 栃木・茨城大雨特別警報
9/11 “シントコの良心”が亡くなった
9/12 ボイラーの講習
9/12 明日、孫に会う
9/14 油祭2015
9/14 孫襲来
9/15 初秋の庭
9/17 日光を歩く
9/18 船村徹記念館
9/19 最悪
9/19 安保法制、法廷闘争へ
9/20 死ぬ質
9/21 人間関係
9/22 タケダくんが来てくれた
9/22 軽井沢アウトレット
9/23 女房と暮らした10日間
9/24 詩集「昼のビール」当選
9/24 “夏の終わり”をいただく
9/24 やはり
9/25 世界に一つだけの花
9/26 ライブがしたい
9/27 軽井沢の○○祭
9/28 和田監督辞任
9/28 長倉神社
9/29 立待ち月
9/30 女房のつぶやき