お腹いっぱい

2002年07月31日 | 友人

昨夜は、例のバンドの打ち合わせがあった。
追悼CDの 曲順とか、
ジャケットの表記のことを話した。
私の名前をどうする? なんてこと訊かれて、
最初は**九想にしようと思っていたが、
名字を入れると重い。
すっきりしたかった。
本名にも思い入れはあったが、
結局、九想だけにした。
いろいろあったが、
ライブを8月25日にやることになった。
なくなったエモヤンの奥さんと子どもを招待する。
こんどはいい演奏をしたい。
指も怪我しないようにしよう。

終わって、飲み屋に行った。
楽家ではない。
その先の交差点の焼鳥屋だった。
バンドリーダーのAさんがそこで飲んでいるという。
その飲み屋の仲間が釣りに行き、
それをネタに寿司を握って、
みんなで食べようということだった。

初めてのところで飲むのは興味深い。
どういう客がいて、
従業員がどういう仕事をするのか、
とても興味ある。

S根さんは最近仕事を辞めたという。
「なんで辞めたの?」
と野暮な質問をした。
「なんか、みんないやになっちゃったんだ」
まったく同感です。
彼はいい性格です。
彼の作る歌がいい。
うたっているときはもっといい。

寿司がうまかった。
さより、鯖、鰺などでにぎられていた。
買ってきたのか、イクラやウニのもあった。
いや~食べましたね。
おいしかった。

寿司をにぎっていたのは、
ふくちゃんという人だった。
ネタを全部にぎって
カウンターでビールを飲みはじめた。

Aさんが、
(この人は、息子のバイト先のコンビニのオーナーです)
「ふくちゃんは小説を書いているんだ」
と私にいう。
私は興味がわいてふくちゃんの隣に席を変えた。
私は軽く自己紹介をした。
小説の話をした。
彼は、書いているけど、
どこにも発表しないという。
いろんな話をした。
その中で2人とも花村萬月が好きだということが分かった。
それまで小説に対する想いのズレが
2人にはあったが、
花村萬月の話を始めたら意気投合した。
何回も何回も握手した。
ふくちゃんは54歳だという。
私たちは小説を書き続けることを約束した。

家に帰ったのは12時過ぎていた…かな。
今朝の5時に、畳の上で寝ている自分に気が付いた。
この九想話の3分の2ほどを書いて眠ってしまったようだ。

しかし、九想話のUPされないときは、
九想が飲みに行って安酒を飲んでいると、
分かってしまいますね。
これはまずい。
といっても、事実は曲げられない。
ああ…、こうなったら、
酒も休もうかな。
これは、つらい。

………………………………………………………………………………………………………………………………

7月の九想話

7/1  朝の電車
7/2  ひさしぶりに、プロジェクトX
7/3  バンドの練習
7/4  仕事
7/5  女房の“本業”
7/6  高田渡ライブ
7/7  ライブが終わって
7/8  不安定
7/9  音楽クイズ
7/10 67歳の新人
7/11 眠たい
7/12 私の嫌いな音楽
7/13 西武園
7/14 土曜から日曜
7/15 人間ドック成績表
7/16 ギターのある楽家
7/17 ホントは明るい
7/18 朝が楽しみ
7/19 73.5Kg
7/20 激太ケーナ
7/21 レコーディング
7/22 最終電車に間に合わない
7/22 初体験
7/23 カブトムシ
7/24 シントコの音楽仲間
7/25 負け惜しみ
7/26 久しぶりの映画
7/27 74.7kg
7/28 日曜日
7/29 蚊帳
7/31 お腹いっぱい 




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蚊帳

2002年07月29日 | 俳句・短歌

   蚊帳といふ網にかかりし男かな  古澤千秋

こんな句が、7月27日の
増殖する俳句歳時記」というHPにあった。
このHPは、清水哲夫氏が毎日ひとつの俳句を取り上げ、
その句を解説している。

この句のようなめにあってみたい。
これが、最初に句を見て思ったことです。
私には、こんなことなかったし、
これからもないだろう。
だいいち、蚊帳がない。
今どき、蚊帳吊って寝ている女なんていませんね。

   蚊帳吊りし昭和の釘の残りけり  成井侃

私も茨城の実家にいるときには、
夏は蚊帳の中で寝ていました。
部屋の四隅に、蚊帳を吊る紐がある。
その紐の先には、
5、6センチほどの篠竹が結わえてある。
それに蚊帳の角にある輪ッかを引っかけて吊るのです。

さらさらする肌触りの蚊帳をくぐるのがいい。
夏は雨戸も障子も開けてあり、
寝る頃は涼しい風が入ってくる。

宵の口はいけない。
蛍光灯の光に誘われて、
いろんな虫がやってくる。
それらが大群で蛍光灯のぐるりを飛び回っている。
ときには油蝉やカブトムシも混じっている。
それだから蚊帳がないと寝られない。

麦藁で編んだ蛍籠とうちわを持って田圃に行く。
この麦藁の蛍籠、もいちど編みたいな。
脱穀した麦藁の先を20センチほどに切って、
一晩水につけて柔らかくする。
それで籠を編むんです。
あの形がいい、言葉では表せない姿です。
きれいですよ。
捕った蛍を、蚊帳の中で蛍籠から放す。
蛍の明滅する光を見つめているうちに、
おさない私は夢の中。

むかしはよかった、なんていいたくない。
いやなこともどっさりあった。
でも、やっぱりむかしはよかった、な…。


  涼求め脚に絡める蚊帳の裾  九想

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日曜日

2002年07月28日 | 暮らし

女房は今日、1日いなかった。
昼間は友だちと会い、
夜は、新宿のエル・フラメンコに行った。

よし、3連休の最後の日、
有意義に過ごそうと思った。
思ったが、暑い。
エアコンをつければ涼しいのだが、
なぜか1人ではもったいなくてつけられない。
昨日から俳句を作ろうと、
歳時記と句帳はそばに置いてある。
6月に投句出来なくてさびしかった。

結局横になってテレビをだらだら観ていた。
洗濯物がたまっていたので、洗濯機を回した。
またテレビの前に寝る。
洗濯機が止まり、洗濯物を干した。

こんなことではだめだと、小説を読む。
文學界6月号に載っている
「パーク・ライフ」吉田修一著というものだ。
先々週図書館に返そうと思ったら、
この小説が芥川賞を取ったので、
返さずに読もうと思ったのだ。

しかし、
読もうと思いながらもなかなか読めなかった。
読み始めて、気が付くと寝ている。
横になって読んでいるのがよくない。
小説の内容も睡眠を助けてくれる。
地下鉄で会った女と日比谷公園で会う。
男も女もいつも昼休みを公園で過ごす。
それからの昼休みを一緒にいる2人。
文章が面白い。
でも読んでいて退屈だった。
芥川賞をとった作品を分からない私には、
小説を語るなんてことをしてはいけないな。
自己嫌悪。

3時過ぎ、本を返却に図書館へ行く。
いつものことだが、
私が読みたい「オール讀物」「小説新潮」「小説現代」
の新しいものがない。
あるのは去年のものばっかりだ。
「オール讀物4月号」「小説新潮4月号」
「小説すばる5月号」に、
文庫本「情痴小説の研究」北上次郎著
Excelのマニュアル本を借りた。

図書館を出て、公園に行ってみた。
図書館は、航空記念公園の隅にある。
まだまだ暑かったが人が沢山いた。
息子たちが小さかった頃よく家族で来たものだ。
なんか、小さい息子たちが芝生の上を走ってるようだ。

晩飯にカレーを作ろうと思った。
おそらく息子たちは今日の食事は
カップ麺などですませているだろう。
おれに作れるのはカレーぐらいしかない。
図書館の帰り、自転車をスーパーに向けた。
いったん家に帰って車でこようと考えたが、
面倒くさいのでやめた。
ところが、食料品のほかに、
隣の薬局でティッシュ、トイレットペーパーを
買ったので自転車の前後のカゴに収まり切らなくて、
本の入ったバックを肩にかつぎ、
コンタクトレンズの洗浄液の入ったレジ袋は
ハンドルにぶらさげた。

カレーに使う材料だけを買って帰ればいいものを、
安いからといろいろ買ってしまう貧乏性。
女房は今頃新宿を友だちと歩いているのだろう。
私は、自転車に山ほどに荷物を載せ、
本で膨らんだショルダーバックを斜めに下げて、
汗をかきかき、ペダルを踏んでいる。

インスタントカレーを作ることを
料理などと呼べないだろうが、
私にとって久しぶりの料理だった。
所帯を持ってからしたことなかった。
駒込のアパートで1人暮らしをしていたとき以来だ。
面白かった。
キャベツを細かく切って、
キュウリを薄く切り、
その上にツナを載せたサラダも作った。
ついでにお新香を漬けた。
ずっと前テレビで、
味噌とヨーグルトの中にキュウリを漬けていた。
それをやってみた。
これから出来るだけ料理に挑戦してみよう、
かな、なんて思っている。

こんなふうにして、3連休が終わる。
終わってしまうんだな。



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74.7kg

2002年07月27日 | 健康・病気

今、女房がおれの体を見て、
よころんでいる。
おれの肉体を軽蔑した目で見ている。
文句あるのかー。

とおれはいいきれない。
やっぱり痩せてスマートな体になりたい。
煙草をやめて、事務の仕事になって、この体。
真剣に考えなくては…。

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久しぶりの映画

2002年07月26日 | 映画

今日は会社が休みだった。
うちが製品を納めてる車メーカーが、
なぜか毎年7月の後半3連休になる。
それに私の会社も合わせている。

ここのところ観たい映画を、
近くの映画館でやってないので観ていない。
さすがにこの歳では、
東京まで行って映画を観る気がしない。

今日観た映画は、
「スター・ウォーズ エピソード2」だ。
スター・ウォーズのすごいファンではないが、
ジョージ・ルーカスの仕事に興味がある。

近くのパルコの映画館でやってるのは、
日本語吹き替え版だった。
インターネットで調べたら、
所沢駅前の西武デパートの映画館では、
字幕版(こう書かなくてはならないのが悲しい)
をやっている。

この前観た「ハリー・ポッター」がそうだった。
なんで日本語吹き替え版なんて金をかけて作るんだ。
小さな子に分かりやすくするためだろうが、
そんなことは大きなお世話だと思う。
映画が面白かったら、子どもはストーリーを理解する。
このへんが映画配給会社の考えすぎだと思う。

「エピソード2 クローンの攻撃」は、
銀河共和国を守る「ジェダイの騎士」
アナキン・スカイウォーカーが主人公だ。
旧3部作の悪役ダース・ベイダーの若き日の姿だ。

穴金じゃない、アナキン・スカイウォーカーは、
あこがれの女性パドメ・アミダラと再会する。
ジェダイに恋は御法度だが、
銀河共和国分断を図る勢力との闘いの中、
行動を共にする2人は恋に落ちる。
美しい男女のラブシーンはいい。

ジェダイの騎士たちと怪獣やロボットが入り乱れる
大戦闘シーンはすごかった。
CGを使うといっても、
どうやって撮るのか想像もつかない。
ただ息を呑んで観ているだけだ。

それにしても、ジェダイの長老ヨーダが
小さな体で豪快な立ち回りを見せるシーンがよかった。
ルーカスは前からやってみたかったらしい。
ヨーダをCGで作ったので可能になったという。
私は、ヨーダを見ると柳家小さんを思い出す。
小さんの顔によく似てると思いませんか?

今の私の関心は、
どうしてアナキンが悪の道に落ちるかだ。
「エピソード3」でそれがどう描かれるか。
楽しみです。

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負け惜しみ

2002年07月25日 | 小説 エッセイ

11時からの「ETV2002」教育テレビを観た。
川上弘美さんと松山巌氏が、
恋愛とは何か、そして孤独とは何か。
ということを話していた。
「人間と関係することがいやだ」
というようなことを川上弘美さんがいっていた。
「いやだけど、ふっと、恋愛したり、友だちになってしまう」
まったくそのとおりだ。
人間と関わりをもつことが煩わしい。
ひとりで生きていけるのならそうしたい。
でも、おれみたいな淋しがりやはそうもいかない。
孤独に憧れているくせに、ひとりが嫌いだ。

(煙草が吸いたい。でも、ない)

川上弘美さんを久しぶりに観て、
ああ…、変わってないな、と思った。
7、8年前か、ASAHIネットのオフで
池袋の飲み屋で話したことを思い出す。
あの頃彼女は、普通の主婦だった。
それが今では、有名な作家だ。
おれはリストラなどを経験して小さな会社の末端社員。
このことにおれは、こだわっていこう。
この“情けなさ”を心に抱いて生きていくんだ。

番組が終わる5分前ぐらいに、
女房から電話がかかってきた。
「雨降ってるから、迎えに来て」という。
今日は、フラメンコのカンテ(歌)の練習日だった。
テレビに心を残しながらも、家を出た。
フラメンコのスタジオは家から7、8分のパルコにある。
スタジオ前に着くと、
ちょうど女房たちが出てきた。
先生とギターの青年に挨拶した。

女房と家に向かって歩きながら、いった。
「おれは、小説あきらめないよ」
でました、九想の負け惜しみ。
雨は小降りになってしまった。
持っていった傘を、女房はたたもうとした。
「せっかく持って来たんだから、させよ」

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シントコの音楽仲間

2002年07月24日 | 音楽

今夜は、ケーナとウクレレでやる曲の録音があった。
日曜日にとれなかったので今日になった。
会社から帰って家で練習をした。
練習といっても楽譜があるわけではない。
ウクレレマンが家に来て、
パソコンに録音した伴奏に合わせて吹くだけだ。
あるコード進行のパターンを3回繰り返す。

パソコンに録音したWAVファイルを、
htmlのファイルにBGMとして挿入すると
繰り返し再生される。
それでケーナの練習をした。

8時過ぎ、スタジオに行ったら、
日曜日に録音した音源に、
ピアノの人が音入れしていた。
ピアノが入ると、
それまでの曲が“おしゃれ”になったり、
”ゴージャス”になったりする。
ピアノは素敵だ。

それが終わってから、
S原さんの歌のレコーディングになった。
「真白き富士の嶺」
これがいい。
聴いていて涙が出てきそうになる。

終わって、ウクレレマンと私の録音になった。
なんだこの緊張感。
さっきからウーロンハイを飲んでいるのに、
喉が渇いてしょうがない

リハーサルとして演奏し、それを録音したのを聴くと、
ブレスの音がすごい。
笛の音より大きい。

楽譜がない。
ウクレレの音に合わせアドリブで吹く。
楽譜があって吹くことが決まっているのがいいな、
と思った。
11時頃、録音が終わった。
それなりにみんなが褒めてくれる。
でも、おれは納得いかない。
といって、録りなおす元気もない。
今のおれにはこれが限界だ。

みんなで楽家にいった。
今日、ピアノを弾いてくれた人の隣になった。
40ぐらいの素敵な人だった。
プロのミュージシャンだが仕事が少ないらしい。
話していて楽しい。
楽家に流れていたCDのBGMに
ギターで合わせていた。
ギターも弾けるのだ。
ピアノは4歳から弾いていて、
ギターは高校生のときから始めたらしい。
ピアノは仕事で、ギターは趣味だという。
世の中には、すごい人がいる。

今回の“追悼CD”制作に参加して
いろんな人に出会えた。
プロサックスプレーヤーのKIMさん。
ジャンベ(アフリカの太鼓)を叩くムッシュ。
録音したスタジオのオーナーでドラムを叩くナベさん。
エレキギターを弾き、ミキサーなど担当のKさん。
3月にライブをした「おやじバンド」からの付き合いの、
ベースのUさん、
アコーステックギター&ウクレレマンのS谷さん、
ギター、ヴォーカルそれに曲を作るS根さん、
ブルースハープとギター、ヴォーカルのS原さん、
みんな心から音楽を愛している。
こういう人たちと音楽出来ることが幸せだ。

これまでケーナを吹いてきたが、
こういうことが待っているとは想像もしなかった。
ただ、好きでひとりで吹いてきた。
まさかこういう環境で吹くことになるとは
考えてもいなかった。
こうなったら、もっと真剣にケーナを吹こう。
今のままでは、あまりにも恥ずかしい。

※ 昨日、楽家から帰ってきてこの九想話を書いた。
  しかし、酔っぱらっていてUPしないで、
  蒲団のないところで寝てしまった。
  今朝6時に目が覚めて気が付いた。
  少し書き直して、あらためてUPします。
  こんな暮らし50歳になってもしている。
  おれって、バカですね。
  

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カブトムシ

2002年07月23日 | テレビ

義兄の十三回忌の行われた土曜日は暑かった。
梅雨が明けたと気象庁の発表があった。

私が家を出たのが6時50分ぐらいだった。
もっと早くでようと考えていたが、
お腹の調子が悪くて、トイレが長くなってしまった。
長く車に乗ると思うと慎重になってしまう。
喪服を着ていくのがイヤだった。
このクソ暑いのにダブルの黒い服だ。
久しぶりに世の中に出されたので、
喪服のほうでも迷惑がっていた。

車を走らせると土曜日のせいか快調だった。
渋滞はなかった。
こりゃ問題なく法事をやるお寺に着けるかな、
と気楽にハンドルを握っていた。
ところが、下館に出て国道50号に入ったら、
車がまったく動かなくなった。
なんでだろう?と考えていて、思い当たった。
今日から夏休み、この天気、そうだ、
この車の列は、大洗などの海水浴場に向かう車だ。

諦めた、法事の始まる10時に着くことを。
30分ほどじりじり車の中でしていたら、
目の前の車が走り出した。
これが分からない。
なんでそれまでぜんぜん動かないのに、
あるところまで行くと車が走り出すのか。

法事には間に合った。
終わって実家の近くにあるお墓に行った。
山の中にある墓で帰りに林の中を見たら、
篠竹にカブトムシがしがみついていた。
そこまで行くのが大変だったが、
義兄の長女の子どもにあげたくて行った。
林の斜面で滑って喪服のズボンが汚れた。
必死だった。
こんな思いでカブトムシを捕ったのは何年ぶりだろう。
デジカメを向けたが、焦点がカブトムシになってない。
ぼやけた写真になってしまった。

義兄はいい人だった。
バッグを作る職人で、ゴルフバッグを作っていた。
家でミシンに向かう仕事だったので、
健康診断なんてしたことなかった。
胃癌が見つかって3ヶ月で死んでしまった。
娘3人が残った。
姉が1人で育てた。
墓参りのあと町に出てみんなで食事をした。

暑い土曜日だった。

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初体験

2002年07月22日 | 音楽
今日の朝を「今朝」という。
それでは昨日の朝をなんというのだろう。
> さくちょう ―てう 0 【昨朝】
> きのうの朝。昨旦(さくたん)。
asahi.com の大辞林に書いてありました。

昨朝(さくちょう)(ムリして使うこたあない)
8時50分家を出た。
それまで6時半からケーナの練習をしていた。
新所沢駅の東口に、
レコーディングするスタジオ「NEVE」がある。
(名前間違ってないかな、心配だな)
だいたいの場所を訊いて行ったが分からない。
20分もうろうろしていると、
S根さんからケータイに電話があった。
それでたどり着けた。

神奈川から来るやつが来てないが、
それ以外が揃った。
スタジオは地下だ。
6畳が3つぐらいの空間に、
小ぶりのグランドピアノとドラムセットが両端にあり、
その間に、アンプ、イス、スタンドマイクなどが
所狭しと置いてあった。

音だしは9時半ということになり、
それまでみんな煙草を吸ったりだべったりしていた。
休煙中の私は、今日はそれを休むことにして、
キャビンマイルドを1箱買ってきていた。
だめなんです。
こういう雰囲気には合わせてしまう私です。

9時半、メンバーがそれぞれの位置について、
音だしになった。
録音担当のKさんが、各マイクのレベルを調節した。
Kさんはエレキギター担当だが、
昨日は弾かなかった。あとで“音入れ”する。
最初の曲は「最後の昼下がり」だ。
この曲は、亡くなったEさんとの最後の昼下がりのことを
S根さんが書いているいい曲です。
全員参加の曲だ。
最初のイントロはブルースハープで、
2回目がケーナだ。
2回目もイントロがあるというのが面白い。
2、3回リハーサルをして本番。
歌は後入れなので、歌なしで演奏するのが難しかった。
メロディーに合わせてケーナを吹くことが出来ない。
頭の中でメロディーを歌うが、思うようにいかない。
みんな必死な顔して演奏している。
いい顔している。

そのあとの曲はケーナはない。
私は記録係となり、デジカメマンになった。

レコーディングは4時まで続いた。
私はもう1曲、ウクレレの伴奏でケーナを吹くのがある。
午後通路で、それの練習をウクレレマンのS谷さんとした。
これはS谷さんが作った伴奏でケーナが“いいかげん”に
吹くというものだ。
やってるうちにのってきて、
ウクレレマンがamをフォルクローレのリズムで弾く。
そうなると私のフォルクローレの虫がうずき、
それを吹いてしまう。
8弦ウクレレの音がチャランゴに似ていて、
その世界に私は酔った。
ウクレレマンものってきた。
私たちの曲のレコーディングは水曜日になった。
時間がなくなってしまったのだ。

5時前から居酒屋で打ち上げをした。
飲みました。
10時まで飲んでいた。
そこで知ったが、
音楽好きな人間がこうして何かをしていても、
いろいろあるもんですね。
“りがい”なんてものが絡んできて、
いやですね。
詳しいことは、
ある方面に差し障りがあるので書きません。
こういうことは人間の“大きさ”ですね。
度量の大きい人間になりたい。

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最終電車に間に合わない

2002年07月22日 | テレビ
今夜、11時半過ぎ、
私は九想話を書いていた。
そのとき電話がかかってきた。
女房だった。
彼女は今日、
「トロカデロ・デ・モンテカルロ・バレエ団」
を観てきた。
大宮のソニックシティー大ホールであったそうだ。
2000年の7月2日の九想話に、
夫婦で行ったときのことを書いてます。

「今、川越に向かっているんだけど、
 もう、本川越駅から電車ないよね」
「ないよ。11時半頃で終わりだよ」
「迎えに来てくれる?」
「いいよ」
そう応えたが、おれはかなり焼酎を飲んでいる。
やっぱりよそうと思った。
それで、ケータイでメールを送った。
酒のんでるから、運転したくない。
タクシーで帰ってこい、
というようなことを。
金を持ってないというので、
近くの交番まで来るようにいった。
そこまでおれは金を持って迎えに行った。

タクシーから降りてきた女房は悔しがった。
4,820円。しかたない。安いもんだ。
もし、おれが車で行って事故起こしたら大変だ。
「居酒屋の1日のバイトでも稼げない。くやしいー」
「南浦和まで行って帰ってきたら電車はあったよ」
そういうと女房は、よけい悔しがった。
こういう経験もいい。
おれはなんど経験していることか。

「バレエよかったよ。この前とはまた違っていた。
 でも、タクシー代がくやしいー」
女房は心底くやしがっていた。

 

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