カメの眼通信

青空を見上げるカメの眼は、ルビーのような赤い色。

古人骨

2005年12月24日 | Weblog
管理人です。

12月18日(日)九州大学総合研究博物館外部評価委員会があり、出席してきました。その際、現在博物館が所有する740万点もの標本の、ほんの一部を見せてもらいました。山口県の土井ヶ浜遺跡から発掘された弥生人の骨などがあり、大変興味深いものでした。鳥のヒクイドリの全身骨格や、サルのものもありました。すべて本物ですので、レプリカとは迫力が違います。レプリカを本物と偽ることは嫌いですが、レプリカにはレプリカの使い方があるはずです。本物と偽者を同一レベルで、お話しすることが間違っています。
これらの740万点もの標本を、どのように利用し、資料として生かして使うのか。まさに、移転に伴い捨てればゴミとなる貴重な標本を、今後どうすればよいのか。「大学の顔」としての役割を求められている博物に大いに期待したいものです。今まで見たことも体験したこともない、新しい博物の姿を。
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