9月に入り、朝夕は秋らしさを感じるようになってきました。
どうやら、暑さも峠を超えたようですが、皆さんは「夏バテ」気味ではありませんか?
「夏バテ」解消には、食欲を増進させてくれる「ミョウガ」がぴったりと言われています。
今日はその「ミョウガ」の栽培と健康効果についてご紹介します。
ミョウガは、7月~8月に収穫するものを「夏ミョウガ」と言い、9月~10月に収穫するものを「秋ミョウガ」といっています。
「秋ミョウガ」の方が粒も大きく、色や香りも良いと言われています。
この分類からすれば、本日紹介する私のミョウガは「秋ミョウガ」となりますね。
・みょうがの畝です。
夏の水不足による乾燥で葉が枯れています
・8月下旬からの雨で芽が出てきたミョウガです。
・同じく茗荷の芽です。
・収穫したミョウガです。
「茗荷の栄養成分」
カリウム、カルシウム、マグネシウム、ビタミンC、βカロチンなどです。
「効能」
・ミョウガには、大脳を刺激して頭をシャキッとさせる成分があるようです。
・また熱を冷まし、解毒を促進するので夏バテに効果的といわれています。
・延髄を活性化させ発汗、呼吸、血液循環などの機能を促がす作用もあり、患部
に直接はったり、入浴剤として用いることで、腰痛、リュウマチ、肩こり、神経痛
などに効果があるようです。
(一言メモ)
「ミョウガを食べると物忘れをする」とよく言われますが、その謂れについて
二つの説をご紹介します。
* 一つは、昔、釈迦の弟子で自分の名前もすぐに忘れてしまうような物覚えの
悪い人がいたそうです。 その人の死後、墓の周りから生えてきた草があった
ので、その草を食べると墓の主のように物忘れになると言われるようになったと
する説です。
* もう一つは、落語から来たとする説です。
落語の中で「茗荷宿」という宿屋の主人が、お客さんに茗荷をたくさん食べて
もらい、大金の入った財布を忘れていってもらおうと企みましたが、そうならず、
お客が宿代を払うのを忘れて行ったという話から言われるようになったとする
説です。
「ミョウガを食べると物忘れをする」というのは全くの迷信で、昔から世間話の
話題とか楽しみの一つとして言われているようです。