今日9月7日は二十四節気の一つ「白露」です。
「白露」とは、大気が冷え、野の草に露が宿って白く見える頃の意味です。
暦便覧には「陰気ようやく重なりて露ににごりて白色となれば也」とあります。
即ち、秋が本格的に到来し、草花に朝露がつくようになると言っています。
露は、ご存知のように、大気が冷やされて大気中の水蒸気が地面や地物の表面に凝結してできた水滴です。
・白露です
この頃から秋の気配をひとしお感じるようになります。
・朝露に濡れる草です
朝夕は秋を感じるようになりましたが、日中はまだ30度を越える日が続いています。
長期天気予報によれば、9月と10月は平年より高めの気温となり、11月は平年並みか高めと予報されています。
暦便覧の「白露」の解説では、「本格的な秋が到来し・・・・」としていますが、現実は
まだ秋は遠いのでしょうか?
・露草です
秋の和歌と俳句を一つご紹介します。
・「この夕べ 秋風吹けど 白露の あらそう萩の 明日咲き見む」
(万葉集より よみ人知らず)
・「白露も こぼさぬ萩の うねり哉」 ( 松尾芭蕉 )