9月は旧暦の呼び名で「長月]ですね。
では「長月」の由来についてはご存知でしょうか?
そこで調べてみました。
「長月」の語源にはいろいろな説があります。
1.旧暦9月は新暦の10月上旬から11月上旬(今年は9月29日~10月28日)に
当たり、夜がだんだん長くなる「夜長月(よながつき)」の略とする説。
2.雨が多く降る時期であるため「長雨月(ながめつき)」から「長月」になったとする
説。
3.「稲刈月(いねかりづき)」が「ねかづき」となり「ながつき」となったとする説
4.「稲熟月(いなあがりつき)」が略されてなったとする説」
5.「穂長月(ほながづき)」が略されて「ながつき」となったとする説
6.「名残月(なこりのつき)」が転じたとする説
など諸説あります。
この中でも1番の「夜長月」の略で「長月」になったとする説は、古くから信じられて
いる説で最も有力とされているようです。
秋の歌を一首ご紹介します
・秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ 驚かれぬる
(古今集 藤原敏行)
・秋来にけり 耳を訪ねて 枕の風 (松尾芭蕉)
解説 : 秋が来た。その証拠に秋風が耳を訪ねて枕元に偲び寄ってきた
この俳句は、上の藤原敏行の歌をパロディ化したものといわれています。