らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

落花生栽培(その1)種蒔き

2009-05-29 | 家庭菜園
昨日、落花生の苗を定植しましたので、今日はその栽培についてご紹介します。

落花生の原産地は南アメリカ大陸といわれています。
落花生の栽培の歴史は古く、ペルーのリマ近郊の遺跡からの出土品により、紀元前850年頃には既に栽培されていたそうです。
日本には中国を経由して1706年に伝来し、その名も南京豆と呼ばれていました。今でも落花生のことを南京豆と呼んでいますよね。 
また、落花生の名前の由来は、が地中にちて、そこから豆が成長する(まれる)事から付けられたようです。

さて、今日は落花生栽培の(その1)として「種蒔き」についてのご紹介ですが、今年はポット蒔きを利用しました。
種蒔きには、畝に直接種を蒔く「直播き」と「ポットに植える」方法があります。
昨年は直播きを行い、今年はポット蒔きを行って比較してみました。結果は昨年の発芽率93%に対し、今年のは発芽率75%で、大きな差が出たことに驚いています。
ポットの管理が悪かったのかも分かりません。

・ポットに種を入れて落花生の苗を作ります。種は横に置き1~2cm程度埋めて土をかけます。


・1週間程度すると下から根が出てこのように立って来ます。


・種の上部が割れて発芽してきました。


・種蒔きから2週間程度でこのくらいに成長します。


・定植間近の苗です。


・定植しました。幅90㎝の畝に株間30㎝で千鳥2条植としました。


昨年は収穫が遅れたため、土中で虫に食べられたり、発芽しているものがたくさんありました。
今年は昨年の経験を生かし、収量を上げたいと思っています。

一般的な落花生の栽培について、その方法を簡単に書いておきます。
「栽培方法」
・種豆はキズのない乾いた生のものを用意します。皮がむけたり、割れた落花生では発芽しないようです。
・植え付け条件は、気温20度以上で多日照と適度の降雨が必要です。
・畝には前もって生育に必要な石灰と肥料を混ぜておき、畝幅60cmで株間を20cmとし、2~3cmの深さに豆を横にして植えます。(直植えの場合)
・水は花が咲くまでは少なめにし、花が落ちてからは乾き過ぎないように適度に水を与えます。
・花が咲き始めたら石灰分が必要となりますので1㎡当たり50~100gを全面に蒔いて軽く耕し土寄せをします。
・発芽から40日くらいで花が咲きます。花が終わった後、子房柄と言われる針のようなものが伸びてきて土中に入っていきます。
 この時に土が乾燥しているようであれば水をまきます。落花生の莢ははこの子房柄の先に付きます。 
・収穫は花が咲いてから85日~90日程度でできます。(目安は、茎や葉が黄色くなって枯れ始めた頃が収穫時期です。)