らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

トルコ旅行(その15)イスタンブール(リュステムパシャモスク)

2009-05-06 | 旅行

今日はイスタンブールの隠れた名所をご紹介します。

99%の国民がイスラム教のトルコには大きくて有名なジャミイ(モスク)がたくさんあります。
しかし、余り知られていない小さなモスクでも絶対見逃したくないものもあります。
今日ご紹介するリュステム・パシャ・ジャミイ(モスク)がそれです。

このモスクはエジプシャンバザールの商店街の近くにあり、入口も小さくて非常にわかりにくいところにあるので訪れる観光客は少ないモスクです。
しかし、内装、外装に素晴らしいイズニックタイルを使用していますので、トルコ旅行では是非とも見ておきたいモスクの一つです。

・リュステムパシャモスクです。 
 見事なタイルで張られているリュステム・パシャ・モスクの外装です。


・ジャミイの内部です。
 このモスクは宰相リュステム・パシャのために、ミマール・スイナンが1561年に設計したものです。
 モスクの内部もイズニックタイルで飾られており、当時の最も優れたものばかりを惜しげもなくふんだんに使っています。


・ドームの模様です。
 リュステム・パシャは宰相であったため、スレイマン大帝のように大きなモスクを造る事が出来なかった分内装に凝り、内部一面を素晴らしいタイルで飾ったそうです。


・この素晴らしいイズタニックタイルを全面に張り巡らせた内部は息をのむ美しさです 壁の隅々まで見事なタイルで飾られています。


・タイルの文様は他のモスクと違い、躍動感のある植物の文様になっています。


・トルコブルーがふんだんに使用されています。


・タイルの赤色は1500年代の後半にだけ使われたという珍しいイズニックタイルで、現在の技術をもってしてもこの色は出せないという逸品だそうです。


・中でもチューリップをモチーフにしたタイルは傑作と言われています


・地元の商店の人たちが祈りの時刻になると静かにやってきて、神と対話していく神聖な場所となっているようです。
 観光客の私たちも、ここに座ると気分の落ち着きを感じます。
     

「グランドバザール」
 グランドバザールはトルコ語でカパル・チャルシュと言い、屋根付き市場という意味を持っています。
 この屋根付き市場は中東最大とも言われている大規模なもので、バザール内には58の通りが迷路のように入り組んでおり、店舗数も4400店以上といわれています。
 一昨日ご紹介したエジプシャンバザールの10倍近くの規模だそうです。
 元々は15世紀半ばにメフメット2世により建設された金、銀、宝石を扱う2つの市場が中心となっており、その後バザールは増殖を続け、現在のような巨大な市場になったようです。
 
・入り口から見たバザールの中です。


・買い物をする場所というより存在そのものを見せ所にしている感じがします。


・このバザールではトルコのあらゆる品物が売られているそうです。


・ここでも日本人を見ると、カタコトの日本語で客引き売込みがあります。



明日は「エルトゥール号遭難事件」についてご紹介します。