らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

トルコ旅行(その11)イズミール

2009-05-02 | 旅行

今回のトルコ旅行も7日目になり、イズミールの町に入りました。
今まで世界遺産に登録されているトルコの遺跡を中心としてご紹介してきましたが、今日は、トルコらしからぬ近代的な町、イズミールをご紹介したいと思います。

エフェソス遺跡のあるセルチュクの町から北へ80㎞ほど行くとイズミールの町があります。
イズミールは人口260万6000人余りでトルコ第3の都市であり、エーゲ海地方最大の工業貿易都市です。

・宿泊先のヒルトンホテルから眺めたイズミールの町です。
 エーゲ海に面した近代的な町並みが感じられると思います。


エーゲ海は大小あわせておよそ2500の島々が浮かぶ多島海で、その大半はギリシャ領となっています。
沿岸はリアス式海岸が多く、天然の良港となっており、イズミールもその一つのようです。
また、エーゲ海観光の拠点ともなっているようです。

・ヒルトンホテルから眺めたエーゲ海です。
 台湾映画で「エーゲ海の恋」がありましたが、魅惑の海エーゲ海を前にして恋の語らいをしてみてはいかがでしょうか?


イズミールは、古くはスミルナという名で、イオニア人の植民地でしたが、ローマ時代にキリスト教が広まるとエーゲ海の中心都市としてして繁栄しました。
しかし、当時の遺跡は度重なる地震や外敵の侵入で現在は余り残されていません。

・どこかヨーロッパの街を思わせるイズミールのコルドンストリートです。


・コルドンストリートで憩う市民です。
 夕方には仕事を終えた人や恋人同士、或いは家族連れの人たちであふれていました。


・コナック広場です。
 この広場もエーゲ海に面しており、コルドンストリートから少し南に行ったところにある広場です。


・コナック広場で鳩を追う子供です。
 ここでも家族連れの人たちであふれていました。
 日本の行楽地と同様、平和そのものという感じでした。


・コナック広場の時計塔です。
 この時計塔は1901年にスルタン、アブデュルハミト2世の在位25周年を記念して造られたものです。
 時計の部分はドイツ皇帝ヴィルヘルム2世からの贈り物です。現在、街のシンボルとして市民に親しまれているようです。


イズミールにも古代アゴラ(中央広場、市場)やアレクサンダー大王の命により造られたカディフェカレ城塞跡などの遺跡がありますが、度重なる地震や戦で殆ど残ってなく、現在は支柱が数本並んでいたり公園となっているようです。

この町の楽しみはショッピングやグルメのようです。このツアーでは見学はしませんでした。

今日は、魅惑の海「エーゲ海」に面したイズミールの海岸通で憩う市民をご紹介しました。

明日はトロイの木馬で有名なトロイ遺跡をご紹介します。