らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

ナイチンゲール記念日

2009-05-12 | 雑学

今日5月12日は、近代看護の母と称えられた「フローレンス・ナイチンゲール記念日」です。

フローレンス・ナイチンゲールは1820年5月12日、イタリアのフレンチェ生まれの英国人で、イギリスの看護師、統計学者、看護教育学者でもあり、近代看護教育の生みの親といわれています。
後に、ロンドンの病院の看護婦長となり、1854年のクリミア戦争の際には38人の看護婦と共に従軍し、野戦病院で負傷兵の手当てに全力を尽くし、「クリミアの天使」と呼ばれました。
看護師を「白衣の天使」と呼ぶのは、ナイチンゲールに由来しているといわれています。

・ナイチンゲールです。
 彼女の有名な言葉に「天使とは、美しい花をまき散らす者ではなく、苦悩する者のために戦う者である」があります。
     

彼女はまた、病院の改善や看護婦の養成をビクトリア女王に進言し、1860年看護学校を開設し、看護法の改善に尽くしました。
病院建築でも非凡な才能を発揮し、「ナイチンゲール病棟」として、当時、聖トーマス病院を始め、世界中で病院建築に取り入れられたそうです。
その功績を称えるために赤十字社は1920年、彼女の誕生日を「ナイチンゲール記念日」とすることを決めました。

毎年この日には、世界各国の優れた看護婦(師)に「ナイチンゲール記章」が贈られます。
「ナイチンゲール記章」とは、赤十字が看護に功労のあった看護師および応急手当において著しい貢献をした篤志看護補助者などを対象に授与される記章です。


日本では、ナイチンゲール記念日、国際ナースデーに合わせて5月12日を「看護の日」に、そして、12日を含む週の日曜日から土曜日(今年は10日~16日)までが「看護週間」に制定されています。

看護の日とは、高齢化社会の中で老若男女を問わず、大人も子供も看護の心、ケアの心、助け合いの心を育み、広く認識し、理解を深めていくことを趣旨として、1990年(平成2年)に旧厚生省により看護週間と共に制定され、1991年より実施されています。

社団法人日本看護協会ではメインテーマを「看護の心をみんなの心に」として、気軽に看護に触れてもらえるよう、楽しい行事を全国で繰り広げるようです。