らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

ジャガイモの花と実

2009-06-12 | 家庭菜園
今日は「ジャガイモの花と実」をご紹介します。
先日、ジャガイモの収穫をご紹介したところですが、私の畑にはまだ残っているジャガイモがあります。
その中に、ミニトマトのような実をつけたジャガイモがありました。下の画像がそれです。

・これがジャガイモの実です。青いミニトマトのような実をつけています。


調べてみると、ジャガイモはナス科の野菜なので種類によっては実がつくそうです。
ジャガイモは殆どの品種で花が咲きます。通常、咲いた花は摘み取ります。しかし、品種によってはそのままにしておくと雌しべが受粉して実がつくそうです。

・ジャガイモの花です。


男爵やメークインは受粉の能力が低く、実がつかないようですが、男爵から品種改良されたキタアカリは、かなりの確率で実ができるそうです。

・ジャガイモの実です。品種はキタアカリです。


実の中には種が入っています。完全に熟してから実を収穫し、そこから種を取り出して乾燥させ、来春種を蒔くと発芽するそうです。
但し、同一品種の受粉とは限らないので、同じ種類の芋ができるとは限りません。
同じ芋をつくるには、種芋を植える方法が確実です。

・実を切るとトマトのような種があります。


私たちが食べている芋は、地下茎の塊茎と言われている部分です。
ジャガイモは子孫を残す術をこの塊茎に得てから、種子を残す必要がなくなり、受粉能力が低下したとも言われています。
そんな中で、かなり高い確率で実がつく品種がキタアカリだそうです。
今日ご紹介しているジャガイモの実も品種はキタアカリです。 

・キタアカリの芋(塊茎)とジャガイモの実です。


ジャガイモの実を食べた人はいないようですが、ジャガイモ(塊茎)も、緑色の部分はあまりおいしくないとされており、ミニトマトのようなこの実も美味しいものではないだろうとのことです。

・ミニトマトのような緑の実です。


男爵やメークインの花は萎れた後、このように自然落下し結実しません。

・自然落下たジャガイモの花と花茎です。


植物が花を咲かせるのは子孫を残すためと小学校で習いました。そのことからすれば、ジャガイモも花の後に実がついても不思議ではありませんね。
しかし、私は今までにジャガイモが実をつけているのを見たことがありませんでした。
今回のジャガイモの実の発見は、私に驚きと喜びの感動を与えてくれました。

家庭菜園をしているといろいろなことが体験できて楽しいですね。