「ギンバイカ(銀梅花)」の花をご存知でしょうか? 「梅」の文字がついていますが3月に咲く梅の仲間ではありません。
今日は、我が家の鉢植えの「ギンバイカ(銀梅花)」が咲きましたのでご紹介します。
「ギンバイカ(銀梅花)」はフトモモ科、ギンバイカ属の常緑低木です。
原産地は地中海沿岸地方で、日本には明治時代末期に渡来したと言われています。
6月から7月にかけて白い5弁の花が咲き、この花が梅の花に似ていて、花の白を銀色に例えたことからこの名前がつけられたようです。
・一輪咲いた「ギンバイカ(銀梅花)」の花です。
「ギンバイカ(銀梅花)」は通名を「マートル」、別名は「銀香梅(ぎんこうばい)」と言われています。
葉の長さは3~5㎝、卵形をしており、色は濃い緑で光沢があり、香りがあります。
別名の「銀香梅(ぎんこうばい)」は、葉っぱに香りがあることからつけられたそうです。
・ハーブとして利用価値の高い「ギンバイカ(銀梅花)」の葉と蕾です。
ヨーロッパでは、ローマ時代から女神に捧げる花として用いられており、縁起のいい木として、結婚式のブーケや花輪にも使われている事から「祝いの木」とも呼ばれているそうです。
また、この花が咲くと良い事があるといわれ、月桂樹と一緒に頭に飾ったそうです。
・縁起のよい花といわれている「ギンバイカ(銀梅花)」の花です。
「ギンバイカ(銀梅花)」の葉はハーブとして利用価値が高く、香水原料やお酒の香りづけ、肉料理のときの風味付け、更に殺菌作用があることから、葉を煎じたものはうがい薬や湿布薬として利用され、花は生のままサラダなどの料理にも利用されるようです。
花が終わるとその後には小さな果実ができ、晩秋に黒紫色に熟します。この果実も食べられるそうです。
・糸のように細い雄しべが特徴で、5弁の花弁より目立ちます。
「ギンバイカ(銀梅花)」は挿し木で増やすことができます。
我が家も挿し木した苗木を1株もらい受け、鉢植えしていたものが今年初めて開花したものです。
「花言葉」 高貴な美しさ、 愛のささやき