今日、6月21日、第3日曜日は父に感謝を表す日で「父の日」となっています。
この行事はアメリカが発祥とされています。
「父の日の由来」
1909年にアメリカ・ワシントン州のドット夫人は、「母の日」の説教を聞いていて、「父の日」もあるべきと考えたそうです。
母の亡き後、子供6人(自分と5人の兄達)を男手一つで育ててくれた父を称えるため、自分が通う教会の牧師にお願いして、父の誕生日の6月に「父の日」の礼拝をしてもらいました。
この日が1909年6月19日の第3日曜日であり、このことがキッカケで、ワシントン州では6月の第3日曜日が「父の日」となったといわれています。
その後1916年、第28代ウィルソン大統領の時に「父の日」が認知されるようになり、1972年に第37代ニクソン大統領になって、アメリカでは国民の祝日に制定されたそうです。
日本では、1950年(昭和25年)ごろから「父の日」が知られるようになりましたが、一般的な行事となったのは1980年代になってからといわれています。
・父の日の花はバラですが、これはドット夫人が父の好きだったバラの中から、白いバラを墓前に供えたことに由来しています。
・「父の日」のバラの花は、最近ではお父さんが健在なら赤いバラを、亡くなっていれば白いバラを捧げているようです。
・イギリスでは、昔から「黄色」は身を守るための色との言い伝えがありました。
それがアメリカにわたって「幸せの黄色いリボン」となり、「愛する人の無事を願う」シンボルとなったそうです。
黄色は各国でも大切な色とされているようです。
このようなことから日本でも最近になって黄色を「父の日」カラーとするところが多くなり、黄色いバラも贈られるようになっているようです。
(参考)
「世界の父の日」
・毎年3月19日 イタリア、ポルトガル、スペイン
・毎年6月5日 デンマーク (デンマークの憲法記念日)
・6月第3日曜日 日本、アメリカ、カナダ、イギリス、アイルランド
・毎年8月8日 台湾 (台湾語で「パパ」と「88」の発音が同じから)
・8月第2日曜日 ブラジル
・9月第1日曜日 オーストラリア、ニュージランド
・11月第2日曜日 スウェーデン、フィンランド