今日は、私の畑に咲いている「ヘメロカリス」の花をご紹介します。
「ヘメロカリス」とは、ユリ科ヘメロカリス属の多年草です。
キスゲ属のことを学名で Hemerocallis と呼び、日本や中国原産のキスゲやカンゾウ(注)などが欧米に導入され、品種改良された園芸品種のことを一般にヘメロカリスと呼んでいるそうです。
英名で「デイリリー(Day lily)」と名がついている通り、ユリに似ている花は1日しかもたず夕方には萎みますが、一つの花茎にいくつもの蕾をつけていてそれが次々咲くので花期は長く、1ヶ月くらい花を楽しむことが出来ます。
・これが橙黄色のヘメロカリスの花です。
品種改良は主に北アメリカで盛んで、膨大な数の園芸品種が誕生しているようです。
品種改良によって花つきがよくなり、花も大きくなって花色も豊富になったそうです。
花色は黄色、橙、ピンク、赤など比較的明るいめの色が多いようです。
・葉は線状に伸び細いものから少し太いものまであります。
「ヘメロカリス」の名前の由来は、ギリシャ語の hemere(ヘメラ:1日)、kalos(カロス:美しい)からといわれています。
このことから、別名「デイリリー(Day lily)」と呼ばれています。
草丈は20~100cm、寒さ暑さに強く、一度植えると半野生化するほど丈夫な花です。
・株はロゼット状で根元から葉を出し、長くて固い花茎を伸ばします。
(注) キスゲとカンゾウの違い
・キスゲ(ユウスゲ)
草丈は1m前後になり、黄淡色の花を次々咲かせます。
花は夕方に咲き始め、翌日の午前中に萎みます。このことからユウスゲともいわれています。
・カンゾウ
草丈は70cm前後で橙色の花が咲きます。
昼間咲いて夕方萎む1日花で、花は食べることが出来るそうです。