らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「ズッキーニの花」と「栽培方法」

2009-06-11 | 家庭菜園

今日は「ズッキーニの花」と「栽培方法」についてご紹介します。

ズッキーニは、ウリ科カボチャ属の一年生の果菜で、外見は細長くてキュウリに似ていますが、カボチャ(ペポカボチャ)の仲間です。
茎はカボチャとは違い、節間は3~5㎝と短く、各節ごとに果実を付けます。蔓が伸びないので「ツルナシカボチャ」の別名があるようです。
原産地はメキシコで、16世紀頃ヨーロッパに持ち込まれ、日本には戦後渡来したといわれています。

ズッキーニの果実と花はフランス料理やイタリア料理の食材として知られています。
果実は開花して4~5日後の幼果を、花は「花ズッキーニ」と呼ばれ、花芯を取ったものを食用とするようです。特に南仏の野菜の煮込み料理「ラタトゥイユ」には欠かせない食材だそうです。

・これがズッキーニです。カボチャ属ですが蔓はなく、株から長い葉柄を伸ばし、羽状で大型の葉をつけます。
 株は成長するにしたがって横に這うように伸びていきます。このため強風などにあおられないように支柱を1~2本立てて固定します。


・これはズッキーニの雌花です。花の下の細長い茎のようなものは幼果です。
 雄花の花粉を受粉するとこの幼果が肥大し、左のように成長します。受粉ができないと幼果は変形になって枯れます。


・花の右側に萎れた花と共にあるのが受粉後1~2日経ったズッキーニです。


・これは雄花です。その横にある尖った蕾は雌花の蕾です。左側は収穫可能なズッキーニです。


「ズッキーニの食べ方」
・輪切りにして、天ぷらや油炒め、鉄板焼き、トマトと煮込む、オリーブオイルを使ってオーブンで焼くなどの食べ方があるようです。      

「栄養素」
・栄養素はビタミンA,C,カロチンを含みカロリーが低く、ダイエットにはもってこいの食材です。
・油と相性がよく、炒めることで味や香りがよくなり、栄養が効率よく摂取できるそうです。
 
「私の栽培方法」
・ズッキーニは連作障害がないので育てやすい野菜ですが、多湿には弱い傾向があります。
・畑の準備  
 畑には前もって完熟堆肥と油粕、化成肥料などを施しておきます。畝間1.2m、株間60cmに植えるようですが、私の場合は畝の端に1株ずつ数箇所に植えています。
・種蒔き   
 種を購入し、4月下旬に種蒔きをします。
・定植    
 本葉が3~4枚出たところで定植します。
・追肥    
 肥料切れしないように半月毎に化成肥料を施します。
・病害虫防除        
 アブラムシによるモザイク病やうどんこ病が出やすいので早めに防除します。