らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

栗の木と花および栄養価

2009-06-18 | 家庭果樹
昔、コマーシャルで「この木、なんの木、気になる木・・・・・・・」というのがありましたね。覚えていますか?

・そこで、皆さんにご質問です。
 この木は「なんの木」かお分かりでしょうか?


この時期、車を運転していると、各地の山々でよく見かけると思います。
先日、所用で田舎に帰ったときに家内の実家で撮影してきました。
実は、この木は「栗の木」です。
この時期は、上の画像のように栗の花が咲き乱れています。

今日はこの「栗の木とその花および栄養価」についてご紹介します。
栗はブナ科、クリ属の落葉樹で、日本、朝鮮半島、中国東北部が原産地といわれています。

中国では6000年前の集落跡から栗を食べていたと思われる後が発見されているそうです。
日本でも縄文時代の遺跡である三内丸山遺跡の中で栗が栽培されていたことが確認されており、昔から人類と縁の深い木のようです。
木の高さは15~20mになり、葉は細長く互生しています。花は尾状花序に多数つき、6~7月が開花時期です。

・尾状に咲いている栗の雄花です。


・こちらは咲きかけの雄花と雌花(茎から伸びている最初の丸い咲きかけの蕾)です。


・咲きかけの雄花の蕾です。


・地上に落ちた雄花です。


「栗の栄養と健康効果」
 栗の主成分は、でんぷんで質ですが、他にもたんぱく質やビタミンA・B群・,C、カルシウム、カリウム、鉄分、ミネラル、食物繊維などの成分を豊富に含んでいます。
 中でも、ビタミンCはでんぷんに守られているので加熱調理しても栄養価は殆ど損なわれないのが特徴といわれており、更にその量はグレープフルーツに匹敵すると
 言われています。
 また、これらの栄養素により、高血圧の予防、疲労回復、滋養強壮、老化防止、美肌効果、便秘の改善などの効果が期待できるそうです。