らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

ヤグルマギク(矢車菊)の花

2009-06-03 | 

5月~6月頃、各地でよく見かけるこの花は、何の花かご存知ですよね。
この花は一般的に「ヤグルマソウ(矢車草)」いわれていますが、それは別名であり、正式名は「ヤグルマギク(矢車菊)」と言います。

今日は私の畑に咲いている「ヤグルマギク(矢車菊)」の花をご紹介します。

・畑の「ヤグルマギク(矢車菊)」です。


「ヤグルマギク(矢車菊)」はヨーロッパ、中近東が原産で、日本には明治初期~中期に渡来したと言われています。
学名はCentaurea Cyanus と言い、Centaureaはギリシャ神話に出てくる半人半馬の怪物だそうです。
この花は最高級のサファイヤと例えられ、古代エジプトのツタンカーメン王の墓からも副葬品として発見された由緒ある花です。

・最高級のサファイヤと例えられている「ヤグルマギク(矢車菊)」です。


「ヤグルマギク(矢車菊)」の名前の由来は、花の形が鯉のぼりの柱の先につける矢車に似ていることからと言われています。
そのことから別名を「ヤグルマソウ(矢車草)」と言います。花は茎の先端に一輪咲き、草丈は50~100cm、花色は青、紫、ピンク、白などがあります。

・矢車に似ている「ヤグルマギク(矢車菊)」の花です。


「ヤグルマギク(矢車菊)」の茎は下部で分枝し、全体に白い綿毛のようなものが密生しているので白っぽく見えます。
葉は互生し、柄はなく、長さ5~10㎝。茎葉の下部は羽状に深く切れ込み上部は長い線形です。

・「ヤグルマギク(矢車菊)」の茎と葉です。


元々は麦畑などに生えていた雑草だったそうですが、園芸用に改良されてピンクなどの品種が作られたそうです。

・「ヤグルマギク(矢車菊)」の蕾です。


・開花直前の「ヤグルマギク(矢車菊)」です。


「花言葉」 幸福、繊細、優雅


(参考)
・これが「ヤグルマソウ(矢車草)」です。
 日本の深山の湿り気のあるところに生えているユキノシタ科ヤグルマソウ属の多年草です。
 名前は葉の形からつけられたようです。(画像はウィキペディアより)
ファイル:ヤグルマソウ Rodgersia podophylla.JPG