今日は「御洒落(おしゃれ)」には全く縁のない私が「おしゃれ」の語源について調べました。
おしゃれとは「おめかしすること」ですが、「お」がなくなって「しゃれ」になると、ふざけたり冗談のことも意味します。
広辞苑にも次のように説明しています。
・おしゃれ(御洒落)とは、身なりや化粧を気のきいたものにしようと努めること。また、そうする人。
・しゃれ(洒落)は気のきいた様、戯れに軽くふざけてすること。冗談事。気のきいた文句など。
そこで、おしゃれの語源を調べると、一説には日光にさらされて色があせるという意味の「曝れ 晒れ(され)」に由来し、これは、色あせて、形が変わったりしたために返ってしみじみとした味があるという意味でも使われていたようです。
もうひとつは「じゃれる」という意味の「戯れ(ざれ)」に由来するという説で、風流で遊び心のある様子を指して言ったそうです。
これらの言葉は、『趣・風情がある様子』のことも表していたため、ここから、室町時代以降に「しゃれ」という言葉に転じたのではないかと言われているそうです。
その後、江戸後期頃に「しゃれ」に接頭語の「お」がついて「おしゃれ」とも言うようになり、「お」は、丁寧で上品な様子を表すために言葉の頭につき、そこで、「おしゃれ」は、着飾った身なりなどのことをいうようになったようです。
最近は、街を行き交う人たちも、スーパーに買い物に行く人も、そしてスポーツをする人たちも皆さん押し並べて着飾り、おしゃれをしていますが、華やかでとてもいいものですよね。