らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「げんを担ぐ」の由来

2012-02-20 | 雑学

縁起を担ぐことを「げんを担ぐ」ともいいますが、なぜ「げん」というのか御存じでしょうか?

調べてみると、「げんを担ぐ」は、実は「縁起を担ぐ」の逆さ言葉だそうです。
「縁起」を逆さにすると「起縁(ぎえん)となり、この「ギエン」が「ギェン」から「ゲン」に変化したもので、江戸時代の近松門左衛門の浄瑠璃「淀鯉出世滝徳(よどごいしゅっせのたきのぼり)」にも、「ぎえん直しに酒にせう」という一節があって、「ぎえん」は、京阪地方の俗語だったとも言われているそうです。

なお、一般に「げん」を漢字で「試験」の「験」と書いていますが、この「験(げん)」いう漢字は当て字だそうです。
しかし、「験」には「仏道修行を積んだ効果」とか「効き目」などの意味があり、縁起を意味する「げん」と関係があるとも考えられているようです。

由来は兎も角、「げん」は「げん」です。
「げん」を担がなくてもいいように、何事においても実力をつけておかなくてはだめですね。